語源項目

ba

ば・場

文証 日本語 名詞

場(日本語ba)

資料横断で引く ばにはおほには
関係する語を引く はかにはかばに

対象の単位 12件

ば 場 文証
言語
日本語
種別
語
品詞
名詞

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鈴木豊 2010-02 伝聞
ば【場】*名語記〔1275〕
文献
語頭濁音語「バ(場)」の成立過程について 論文/文京学院大学外国語学部文京学院短期大学紀要
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
§5.1(p.143)
には 庭・場 文証
言語
上代日本語
種別
語
品詞
名詞

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National Institute for Japanese Language and Linguistics 2021 記述
nipa / noun / garden; surface of the sea
文献
Oxford-NINJAL Corpus of Old Japanese データセット
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
lexicon.xml語彙素l051615
おほには 大庭・大場 文証
言語
日本語
種別
語
品詞
名詞

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精選版日本国語大辞典 2006 記述

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文献
精選版日本国語大辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
おおにわ【大庭・大場】①
精選版日本国語大辞典 2006 記述

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文献
精選版日本国語大辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
おおば【大庭】
三省堂 全訳読解古語辞典(Yomitan変換) 記述

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文献
三省堂 全訳読解古語辞典(Yomitan変換) 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
おほには【大庭】
中村幸彦 1982-1999 記述

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文献
角川古語大辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
おほには【大庭】
*mjip- 説内
言語
日琉祖語
種別
語源形
品詞
語根

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nipî 文証
言語
上代日本語
種別
語
品詞
形容詞

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尹熙洙 2024-04-23 記述
文献
日琉祖語における母音の脱落と延長 文書/第270回NINJALサロン
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
p.12(スライド番号)
mipondwori 文証
言語
上代日本語
種別
語
品詞
名詞

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尹熙洙 2024-04-23 記述
文献
日琉祖語における母音の脱落と延長 文書/第270回NINJALサロン
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
p.9「古事記」歌謡、p.12(スライド番号)
nipondwori 文証
言語
上代日本語
種別
語
品詞
名詞

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尹熙洙 2024-04-23 記述
文献
日琉祖語における母音の脱落と延長 文書/第270回NINJALサロン
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
p.9「万葉集」、p.12(スライド番号)
nipasi- 文証
言語
上代日本語
種別
語
品詞
形容詞

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尹熙洙 2024-04-23 記述
文献
日琉祖語における母音の脱落と延長 文書/第270回NINJALサロン
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
p.12(スライド番号)
nifaka 文証
言語
中古日本語
種別
語
品詞
形容動詞語幹

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尹熙洙 2024-04-23 記述
文献
日琉祖語における母音の脱落と延長 文書/第270回NINJALサロン
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
p.12(スライド番号)
*npa 説内
言語
先上代日本語
種別
形態素
品詞
形態素

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*ᵐba 説内
言語
先上代日本語
種別
形態素
品詞
形態素

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*pa 説内
言語
日琉祖語
種別
語源形
品詞
語源形

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語形0件

語形情報はありません。

語形の状態 文証 再建 編集 説内
主張の等級 定説 通説 提案 推測 疑義

語義4件

ある物事が存在したり行われたりする空間。

鈴木豊 2010-02 記述
「バ(場)」と「トコロ(所)」は「場所」の意味(ある物事が存在したり行われたりするところ)を共通にもつ類義語である。
文献
語頭濁音語「バ(場)」の成立過程について 論文/文京学院大学外国語学部文京学院短期大学紀要
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
§5.2(p.145)

何かを行なうための場所。神事・農事・狩猟・漁業の場。

上代語辞典編修委員会 1967 記述

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文献
時代別国語大辞典 上代編 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
には【庭】①(p. 546)
精選版日本国語大辞典 2006 記述

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文献
精選版日本国語大辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
にわ【庭】①
中村幸彦 1982-1999 記述

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文献
角川古語大辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
には【庭】①

海面。広い水面。

上代語辞典編修委員会 1967 記述

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文献
時代別国語大辞典 上代編 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
には【庭】③(p. 546)
精選版日本国語大辞典 2006 記述

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文献
精選版日本国語大辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
にわ【庭】②

家屋の前後の平地。のち庭園。

上代語辞典編修委員会 1967 記述

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文献
時代別国語大辞典 上代編 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
には【庭】②(p. 546)
精選版日本国語大辞典 2006 記述

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文献
精選版日本国語大辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
にわ【庭】③

諸説 7説/主張26件

マーティンの*pa再建

主張1件

場の見出しに[ha]<fa<*paを立て、baとniwaへ送る分析。

再建 提案

マーティンは場の見出しに[ha]<fa<*paという系列を掲げ、baとniwaの項へ送る。 アクセント類は1.3aとする。

*paに疑問符は付かない。[ha]は単独で文証されない形を示す。 この見出しは*paとba・niwaの関係を展開して説明しない。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
1.3a [ha] < fa < *pa. 'place': see ba, niwa.
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
第5章§5.9(p.394)

nipa縮約・独立化説

主張10件

競合 マーティンの*pa再建に対して

大庭oponipaの後部成素がnipa>npa>ᵐbaと変化し、baの独立使用に至ったとする分析。 鈴木2010は複合語の年代分布とniwa・baの意味分化も扱う。

食い違う範囲: jpn/ba-place
マーティンは*paを場の前段階に置く。nipa縮約・独立化説は複合語内のnipaを出発点とし、 npa・ᵐbaを経てbaが独立した経路を立てる。両説の出発形と形成経路は一致しない。 鈴木2010はマーティン1987に言及せず、両者間の直接の論争は確認できない。

音韻変化 通説

鈴木は風間力三1975の説明として、niφa>nφa>mba>baという推移を引く。 風間は人名の大庭・饗庭と『倭名抄』の於保無波を中間段階の資料に挙げる。

風間1975の原文は未確認である。推移と資料は鈴木2010が引用する範囲で確認できる。

鈴木豊 2010-02 伝聞
niφa>nφa>mba>baのごとき推移をたどるのであろう。
文献
語頭濁音語「バ(場)」の成立過程について 論文/文京学院大学外国語学部文京学院短期大学紀要
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
§2.3(p.135)
音韻変化 提案

鈴木は大庭oponipaの後部成素で狭母音iが脱落し、oponpaが生じたと推定する。

鈴木は表3の系列を「推定してみよう」と提示する。oponpaは上代の非知識人層に配される。

鈴木豊 2010-02 提唱
oponipa>oponpa
文献
語頭濁音語「バ(場)」の成立過程について 論文/文京学院大学外国語学部文京学院短期大学紀要
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
要旨(p.133)および表3(p.147)
音韻変化 提案

鈴木はoponpaから前鼻音を伴うopoᵐbaが生じたと推定する。

表3はopoᵐbaを上代の知識人層に配し、濁音前鼻音を余剰特徴とする。 社会層と音韻解釈を含む鈴木自身の仮説にあたる。

鈴木豊 2010-02 提唱
oponpa>opo˜ba
文献
語頭濁音語「バ(場)」の成立過程について 論文/文京学院大学外国語学部文京学院短期大学紀要
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
表3(p.147)
切断 提案

鈴木は大庭から後部成素baが取り出され、独立して使用されたことで語頭濁音語baが成立したとする。

鈴木は音変化の系列と『日本国語大辞典第二版』から抽出した複合語の初出分布を組み合わせて説明する。 独立語baの初出として挙げる『名語記』1275年の原文はこの項目で照合していない。

鈴木豊 2010-02 提唱
「オホバ」の後部成素を独立させた語であり
文献
語頭濁音語「バ(場)」の成立過程について 論文/文京学院大学外国語学部文京学院短期大学紀要
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
§1(p.134)
語義変化 提案

鈴木はbaがnipaの「何かを行うための場所」という意味を継承して抽象的な空間を表すようになり、 niwaは庭園の意味へ収斂したとする。

鈴木は『日本国語大辞典第二版』から-niha・-ba・niha-・ba-の複合語と初出年代を集計し、 語義の分化をこの分布と辞書記述から論じる。

鈴木豊 2010-02 提唱
「バ(場)」は本来「ニワ(庭)」がもっていた意味のうちの「何かを行うための場所」の意味を引きついでいる
文献
語頭濁音語「バ(場)」の成立過程について 論文/文京学院大学外国語学部文京学院短期大学紀要
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
§5.1(p.144)
音韻変化 通説

Merrillは日本語の有声阻害音の歴史を示す例として-nipa>-ᵐba>-ba「場所」を掲げる。 この記述はFrellesvig2010の40–43頁を参照する。

日本語の例は子音交替の類型論的概観に置かれた短い例示で、場の語史を独立に検討した箇所ではない。 Merrillが参照するFrellesvig2010のpp.40–43も確認した。この範囲は上代日本語の母音連続、連濁、 日琉祖語と上代日本語の音対応を扱うが、-nipa>-ᵐba>-baという個別系列は掲げない。

Merrill, John Thomas Mayfield 2018 伝聞
-nipa > -ᵐba > -ba ‘place’
文献
The Historical Origin of Consonant Mutation in the Atlantic Languages 学位論文
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
第1章§1.12(本文p.33、PDF p.58)
Frellesvig, Bjarke 2010 contextualizes
文献
A History of the Japanese Language 書籍
立場
contextualizes(立場の定義なし)
箇所
pp.40–43
派生 通説

阪倉はバをニハ(庭)の転じたものとする一般の説を伝える。

阪倉は唱道者を挙げず、自らのマとの交替説に対する一般の見方として置く。 この項目の鈴木2010・風間1975・Merrill2018はいずれも同じ出発形を取り、 nipaから音の脱落と前鼻音化を経てbaに至る経路を具体的に示す。

阪倉篤義 2011 伝聞
ただし、バは、ニハ(庭)の転じたものと、一般には説かれている。
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
補注*4、ダンプ頁360
切断 通説

宣長は、古い文献に場が大庭・馬場の形でしか見えないことから、ばをにはの音便とみる。

『玉勝間』の「はじめを濁る詞」の条。鈴木2010が研究史の起点として引き、鈴木自身の 「オホバの後部成素を独立させた語」という説明はこの観察を音韻史の系列に展開したものにあたる。 X上の「大庭由来」という言い方はこの系統の要約とみられる(c-oponipa-as-example)。

本居宣長 寛政7年〜文化9年(1795〜1812)刊;参照本は1938年の全集 提唱
場は、ふるくも大庭馬場などは見えたれど、たゞ場といへることは見えず、こはもとにはにて、大庭はおほには、馬場はうまにはなるを、音便にばといひなせる也
文献
玉勝間 巻十三 書籍/本居宣長全集 第8(本居豊頴校訂・本居清造再校、吉川弘文館、1938)
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
巻十三「はじめを濁る詞」(本居宣長全集第8、吉川弘文館1938、NDL lab頁164)
鈴木豊 2010-02 伝聞
本居宣長は『玉勝間』(1795〜1812刊)の中で語頭濁音語について「後ノ世にこそ濁りていへ、古ヘはみな清ていへりし也」とし、「場は、ふるくも大庭 馬場などは見えたれど、たゞ場といへることは見えず、こはもとにはにて、おほには、うまにはなるを、音便にばとはいひなせる也」と述べている。
文献
語頭濁音語「バ(場)」の成立過程について 論文/文京学院大学外国語学部文京学院短期大学紀要
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
§2.3(p. 135)
切断 通説

ba「場」はnipa「庭」の縮約(には>ば)である。

時代別国語大辞典上代編・角川古語大辞典・大辞林・新明解が国語辞典の通説として記し、阪倉2011も「一般には説かれている」と 伝える。典拠は本居宣長『古事記伝』巻12・『玉勝間』と荒木田久老『槻乃落葉』に遡り、宣長は大庭(意富婆)・馬場を、 久老は氏名の某婆とまほろばを証例に挙げる。かには>かばの類例(言海・Martin)が音形の縮約を支える。 日本国語大辞典の前身にあたる大日本国語辞典(1919)はば【場】にもには【庭】にも語源の注記を置かない。 この項目が確かめた範囲で説を載せる最も早い辞典は時代別国語大辞典上代編(1967)にあたる。 反証はアクセントで、Martinはniwaを2.1類(高起)、baを1.3類(低起・鹿児島B・首里baa B)に置き、 語形の直接の縮約では説明しにくい。baが後世の語だという反論は久老が「或人」の説として記す。

本居宣長 寛政9年(1797)刊;脱稿は寛政10年(1798) 提唱
凡て場と云は庭の略にて、大庭を意富婆と云類多し。又場字をも尓波と訓こともあり。何にまれ事を為す地を某場と云。さて某場を云ときは音便にて濁れども、もと尓波の略なれば波と清音なり。
文献
古事記伝 巻十二 書籍/古事記伝 44巻
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
巻十二 阿須波神の注(四十七丁裏〜四十八丁表)
荒木田久老 成立は天明末〜寛政期(1780年代末〜1790年代、刊年未確認);参照本は1924年の翻刻 提唱
邇波の爾を略て婆といふは、音便の常なり。〈略〉人の氏に何庭とあるを多くは某婆といへり。何場と書る場の字を某婆とよむも爾波の略語なり。
文献
万葉考槻乃落葉 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
巻三「虚見つ倭」の注(1924年翻刻本 NDL lab頁98)
上代語辞典編修委員会 1967 記述

公開データには引用本文を収録していません。

文献
時代別国語大辞典 上代編 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
には【庭】【考】(p. 546)
中村幸彦 1982-1999 記述

公開データには引用本文を収録していません。

文献
角川古語大辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
ば【場】
松村明 1995; 第二版 伝聞

公開データには引用本文を収録していません。

文献
大辞林 第二版(MDX変換) 辞典
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
ば【場】
新明解国語辞典(MDX変換、版不明) 記述

公開データには引用本文を収録していません。

文献
新明解国語辞典(MDX変換、版不明) 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
場
英語版Wiktionaryの編集者 2026-08-24 記述
An alteration from {{inh|ja|ojp|sort=は'|庭|tr=nipa}}, modern {{ja-r|庭|にわ|[[garden]], [[yard]]}}.
文献
場 — Wiktionary, the free dictionary ウェブ資料/English Wiktionary
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
Japanese, Etymology 1
Martin, Samuel Elmo 1987 疑問
ba (?< *[] -n- pa, ?< *n[i]pa₂.₁). 'place'. L - 0-1[H]/0[U]-B x-B-x.
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
疑問(別の説に疑いを置きます)
箇所
p. 390
上田万年 1915–1919 記述
には 庭(名)一邸内又は階前の平地の稱。〈略〉二邸内に、樹木を栽ゑ、築山・泉水など設けたる處。三物事を行ふところ。物事のある場處。〈略〉四波の靜かに平かなる海面。〈略〉
文献
大日本国語辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第4巻 p. 36
大槻文彦 1889–1891 contextualizes
かば〔古名、かにはノ轉ナルかんばノ約〕
文献
言海 辞典
立場
contextualizes(立場の定義なし)
箇所
かば【樺】
提唱者 通説

「庭を婆というのは後世の語だ」という反論は久老が「或人」の説として記し、久老自身は退けた。

久老の記述による。久老も「或人」も年代や文献を挙げない。単独のbaの文証が遅いことはVovin 2010も「too late」と述べる。

荒木田久老 成立は天明末〜寛政期(1780年代末〜1790年代、刊年未確認);参照本は1924年の翻刻 伝聞
或人、庭を婆といふはやゝ後世の言なりといへれど、さにあらず。
文献
万葉考槻乃落葉 書籍
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
巻三「虚見つ倭」の注
Vovin, Alexander 2010 支持
J ba, no matter what is its ultimate origin, is certainly attested too late to support the comparison.
文献
Koreo-Japonica: A Re-evaluation of a Common Genetic Origin 書籍
立場
支持(別の説を支持します)
箇所
p. 94

尹の*mjip-語根説

主張3件

nipa・nipî・nipoⁿdöriに*mjip-「新しい、突然である」を再建し、さらに*mV̀jip-と moye-「萌える」の関係を検討する。

再建 提案

尹は上代中央日本語nipa「庭」・nipî「新しい」・nipoⁿdöri「鳰鳥」に共通語根*mjip- 「新しい、突然である」を再建する。

三語の語頭nipと高起式の一致、およびm~n交替形を根拠にする発表時点の再建である。

尹熙洙 2024-04-23 提唱
文献
日琉祖語における母音の脱落と延長 文書/第270回NINJALサロン
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
p.12(スライド番号)
word_formation 推測

尹はnipoⁿdöri「鳰鳥」を*mjip-wəNtər-iから導き、カイツブリの速い動きに *mjip-「突然である」の意味を結びつける。

鳥名の意味動機を生態的特徴から推定する分析であり、複合形の各段階は再建形である。

尹熙洙 2024-04-23 提唱
文献
日琉祖語における母音の脱落と延長 文書/第270回NINJALサロン
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
p.12(スライド番号)
reconstruction_lead 推測

母音脱落仮説では*mjip-に先行する*mV̀jip-が予測されるため、尹はmoye-「萌える」を比較し、 「新しい、突然である」が「萌える」から派生した可能性と、nipaを名詞化形とする可能性を挙げる。

発表は意味派生とnipaの名詞化を疑問として提示し、失われた母音の音価も特定しない。

尹熙洙 2024-04-23 提唱
文献
日琉祖語における母音の脱落と延長 文書/第270回NINJALサロン
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
p.12(スライド番号)

阪倉のマとの音韻交替説

主張1件

代替 nipa縮約・独立化説に対して

地名の語末に現れるマと場のバを、もと音韻交替の関係にあった語とみる。

食い違う範囲: jpn/ba-place
マとの音韻交替説はバを地名語末のマと対をなす語とみる。nipa縮約・独立化説はバを 複合語内のニハから導く。前者は出発形にマを、後者はニハを置き、両立しない。 阪倉は同じ補注で後者を一般の説として並べ、どちらを採るかを述べない。

母音交代 推測

阪倉はバ(場)を、もと地名語末のマと音韻交替の関係にあった語かとみる。

阪倉は「かもしれない」と留保を置き、交替の条件も年代も示さない。 この一句は地名語末のマを論じた補注の末尾に置かれ、阪倉は根拠を示さず、 両者を結ぶ用例も挙げない。 阪倉自身が直後にニハ(庭)の転とする一般の説を並べる。

阪倉篤義 2011 提唱
あるいは、バ(場)は、もと、このマと音韻交替の関係にあった語かもしれない。
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
補注*4、ダンプ頁360
荒木田久老 成立は天明末〜寛政期(1780年代末〜1790年代、刊年未確認);参照本は1924年の翻刻 提唱
その婆と摩とは相通ふ言なれば、倭は夜庭處の略轉なるを知るべし。〈略〉麻本呂波は眞平庭といふ言の略轉なり。この御歌日本紀には麻保羅摩とあり。この言もて摩婆通ふ例をも知り
文献
万葉考槻乃落葉 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
巻三「虚見つ倭」の注
Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
the noun ma- 'space' may just form a doublet with ba- 'place'.
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
p. 115
増井金典 2012 提唱

公開データには引用本文を収録していません。

文献
日本語源広辞典 辞典
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
ば【場】(p. 847)
賀茂百樹 1943 提唱
○場 間と同じ。端と端との間をいふ。庭のハも、このハなり。
文献
日本語源 上・下 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
場の条

複合語切り出し説(マーティン)

主張2件

修正 nipa縮約・独立化説に対して

Martinはtati-baのような[動詞連用形]-n-pa型の複合語からの切り出しを挙げるのみで、アクセントにも 名語記にも触れない。低起の式と複合語での先行を説明できるとみるのは編集側の評価。後項paの正体を 問わない点で、鈴木2010の大庭起点説と出発形を異にする。

切断 提案

ba「場」は、tati-ba「立場」のような[動詞連用形]-n-pa型の複合語から切り出された語である。

Martinが語頭有声音の由来を論じる中で挙げる案。複合語の低起のアクセントを引き継ぐとみればbaの1.3類(低起)と niwaの2.1類(高起)の不一致を避けられ、鈴木2010の表2が示す後部成素-baの先行とも両立するが、 いずれもMartin自身の議論にはなく編集側の評価。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
The noun ba- 'place' can be accounted for as a truncation of any of the many compounds like tati-ba 'standpoint' from a structure [V-i]-n-pa.
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
p. 29(語頭有声音の散発的発生の節)
Vovin, Alexander 2010 提唱
It can be just a contraction of genitive -nö + *pa
文献
Koreo-Japonica: A Re-evaluation of a Common Genetic Origin 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
p. 94
アクセント 通説 共有: 端説

同じ主張が複数の説に含まれます。等級、出典、根拠は共通します。

ba「場」は1.3類(京都低起・鹿児島B・首里B)、niwa「庭」は2.1類(京都高高・鹿児島A、首里は未記載)で、両語の式は一致しない。

Martin 1987の項目に拠り、類別は京都・鹿児島・首里の現代形による。中古の資料としては鈴木2010が望月郁子1974から 色葉字類抄の「ハ(場・庭)〈平双〉」(濁声点つきの平声)を引き、低起の類と矛盾しない。

Martin, Samuel Elmo 1987 記述
ba (?< *[] -n- pa, ?< *n[i]pa₂.₁). 'place'. L - 0-1[H]/0[U]-B x-B-x. Sz 0 (1 in sono ba). Kochi 1 (Doi 1952:20). Ib L = 1.3. Sr baa B 'situation, time; reason'.
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
p. 390
Martin, Samuel Elmo 1987 記述
niwa < nifa < *nipa 〈略〉 'yard; garden'. HH - 0-0-A A-A-x. 〈略〉 Cf. ba, ma.
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
p. 498

土+場説

主張2件

庭を土(に)と場所(は)の複合とみる語構成の分析。賀茂百樹「土場」を精選版日本国語大辞典の語誌が受け、 Whitman 1985が中期朝鮮語páと結ぶ。上代語に*pa「場所」がなく(Vovin 2010)、式も一致しない(Martin)。 マーティンの*pa再建(e-ba-martin-pa)と同じ要素を庭の内部に置く点で重なる。

語形成 推測

nipa「庭」はni「土」とpa「場所」の複合である。

賀茂百樹の「土場」以来、精選版日本国語大辞典の語誌・増井2012・Whitman 1985が採る語構成の分析。 第二要素pa「場所」は上代語に単独でも透明な複合語の 後項としても文証がなく(Vovin 2010)、Martinはniwa 2.1類とba 1.3類の式の不一致を指摘する。 場をにはの略とする説(c-ba-from-nipa)と同時に立てると、pa/baが庭の親でもあり子でもある循環になる。

賀茂百樹 1943 提唱
○庭 倭名抄「爾波」土場なり。轉りて一區域の平面をなせる處をいふ。
文献
日本語源 上・下 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
庭の条
精選版日本国語大辞典 2006 提唱

公開データには引用本文を収録していません。

文献
精選版日本国語大辞典 辞典
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
にわ【庭】語誌(1)
増井金典 2012 記述

公開データには引用本文を収録していません。

文献
日本語源広辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
にわ【庭】(p. 824)
Martin, Samuel Elmo 1987 疑問
niwa < nifa < *nipa (?= *ni〈類の添字〉 pa〈類の添字〉 but register is incongruent). 'yard; garden'. HH - 0-0-A A-A-x.
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
疑問(別の説に疑いを置きます)
箇所
p. 498
Vovin, Alexander 2010 反対
I am not aware of any instances of -pa 'place of' occurring even as the second element of a transparent compound, let alone in independent usage in Old Japanese.
文献
Koreo-Japonica: A Re-evaluation of a Common Genetic Origin 書籍
立場
反対(別の説を退けます)
箇所
p. 94
同源候補 疑義

中期朝鮮語pá「所」は上代語-pa「端・場所」および日本語ba「場」と同源である。

Whitman 1985の比較番号1。Vovin 2010は、上代語に-pa「場所」がないこと、baの文証が遅いこと、 中期朝鮮語páが訓蒙字会で「所」に当たるものの用法は動詞の後の名詞化辞に限られ「場所」の独立用法を 持たないことから却下する。

Vovin, Alexander 2010 反対
(1) (R) MK pá ‘place of’ ~ OJ -pa L ‘edge of, place of’, J ba ‘place of’ (Whitman 1985: 209). 〈略〉MK pá has exactly the same usage as Classical Chinese 所: it occurs exclusively as a nominalizer after verbs and is never used independently to mean ‘place’
文献
Koreo-Japonica: A Re-evaluation of a Common Genetic Origin 書籍
立場
反対(別の説を退けます)
箇所
p. 94

端説

主張2件

代替 nipa縮約・独立化説に対して

場を端(は)の連濁形とみる。見場・見端、出場・出端の表記の交替と、精選版日本国語大辞典が端の語素義に 「場所を表わす」を立てることが支え。端は1.1類、場は1.3類で式が違う(Martin)。

同定 疑義

ba「場」はpa「端」(山の端・軒端の端)と同じ形態素で、複合語の後項で連濁したものが「場所」の意に広がった。

精選版日本国語大辞典がは【端】の語素義②「場所を表わす」に行端・逃端を挙げ、見場・見端、出場・出端のように 表記が交替する複合語が多い。Whitman 1985は-pa「edge of, place of」を一つの形態素とみる。反証は アクセントで、Martinはha「beginning, edge」を1.1類(高起)、[ha]「place」を1.3類(低起)の別項に置く。 Vovin 2010は「端」の-paの存在を認めつつ「場所」の-paを認めない。

精選版日本国語大辞典 2006 前提

公開データには引用本文を収録していません。

文献
精選版日本国語大辞典 辞典
立場
前提(明言せずに前提します)
箇所
は【端】2
精選版日本国語大辞典 2006 前提

公開データには引用本文を収録していません。

文献
精選版日本国語大辞典 辞典
立場
前提(明言せずに前提します)
箇所
みば【見場・見端】
Martin, Samuel Elmo 1987 記述
1.1 ha < fa < *pa 'beginning, edge': see hatu(-), hana, ha/zi 〈略〉 1.3a [ha] < fa < *pa. 'place': see ba, niwa.
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
p. 394
Vovin, Alexander 2010 疑問
while -pa ‘edge’ certainly does exist, cf. yama-nö pa-ni ‘at the edge of the mountains’ (MYS XV: 3623), I am not aware of any instances of -pa ‘place of’
文献
Koreo-Japonica: A Re-evaluation of a Common Genetic Origin 書籍
立場
疑問(別の説に疑いを置きます)
箇所
p. 94
アクセント 通説 共有: 複合語切り出し説(マーティン)

同じ主張が複数の説に含まれます。等級、出典、根拠は共通します。

ba「場」は1.3類(京都低起・鹿児島B・首里B)、niwa「庭」は2.1類(京都高高・鹿児島A、首里は未記載)で、両語の式は一致しない。

Martin 1987の項目に拠り、類別は京都・鹿児島・首里の現代形による。中古の資料としては鈴木2010が望月郁子1974から 色葉字類抄の「ハ(場・庭)〈平双〉」(濁声点つきの平声)を引き、低起の類と矛盾しない。

Martin, Samuel Elmo 1987 記述
ba (?< *[] -n- pa, ?< *n[i]pa₂.₁). 'place'. L - 0-1[H]/0[U]-B x-B-x. Sz 0 (1 in sono ba). Kochi 1 (Doi 1952:20). Ib L = 1.3. Sr baa B 'situation, time; reason'.
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
p. 390
Martin, Samuel Elmo 1987 記述
niwa < nifa < *nipa 〈略〉 'yard; garden'. HH - 0-0-A A-A-x. 〈略〉 Cf. ba, ma.
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
p. 498

その他の主張6件

用例の同定 定説

爾波・迩波・珥波・爾播の仮名書きは、上代の語形がnipaであったことを示す。

ONCOJの語彙素l051615に18例の仮名書きが属し、古事記・日本書紀・万葉集の3資料に及ぶ。

National Institute for Japanese Language and Linguistics 2021 記述
文献
Oxford-NINJAL Corpus of Old Japanese データセット
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
lexicon.xml語彙素l051615
用例の年代 通説

後部成素-baは菅家文草(900年頃)の馬場から、独立語baは古辞書では色葉字類抄・名語記(1275)から、 本文中の単独例は岩波古語辞典・精選版日本国語大辞典が引く太平記・足利本論語抄・バレト写本(14〜16世紀)から、 仮名書きの単独例は17世紀(日葡辞書・狂言記)から文証され、上代・中古に単独例はない。

鈴木2010が日本国語大辞典第二版の初出と古辞書・古文書データベースの検索から整理した年代分布に拠る。 鈴木は古辞書以外の用例を17世紀以降とし14〜16世紀を空白とするが、岩波古語辞典の太平記・バレト写本と 精選版日本国語大辞典の足利本論語抄(16世紀)はその空白に落ちる本文例で、ここでは辞典の引用として置く。 大日本国語辞典(1919)はば【場】に狂言の1例だけを引き、色葉字類抄も名語記も挙げない(辞書の典拠は俚言集覧のみ)。 鈴木は名語記の記述からは語頭濁音語としてのバが「未だ成立していないように見受けられる」としつつ、 平安末〜鎌倉初期の成立の可能性を認め、§6では色葉字類抄の「ハ(場・庭)〈平双〉」(濁声点で濁音を示す注記、 望月郁子1974の指摘)を語頭濁音語の例に加える。 ONCOJの語彙表にbaを語形とする語彙素はなく(語末-baは複合語・地名・形容詞・助詞に現れる)、上代の不在は 語彙表で確認できる。

鈴木豊 2010-02 記述
古辞書に見える用例としては『色葉字類抄』(平安時代末)の「バ 弓場」、『名語記』(1275)の「問 家ノマヘヲニハトナツク如何(中略)又場ノ字ヲモニハトヨメル」、「次 ウチハ トハノハ如何 コレハ場也 庭也」、「次 ユハ ハヽ 如何 同前 場也 庭也 弓場 馬場也」(引用は田山方南校閲、北野克写(1983)『名語記』勉誠社による)が古いものである。
文献
語頭濁音語「バ(場)」の成立過程について 論文/文京学院大学外国語学部文京学院短期大学紀要
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
§4(p. 138)
鈴木豊 2010-02 記述
語頭濁音語としての「バ(場)」は平安時代末から鎌倉時代初期には成立していた可能性はあるが、古辞書以外の用例は17世紀以降のものであり、14〜16世紀の用例がない(「バナカ(場中)」は『天草版伊曽保物語』(1593)に用例がある)。
文献
語頭濁音語「バ(場)」の成立過程について 論文/文京学院大学外国語学部文京学院短期大学紀要
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
§4(p. 138)
鈴木豊 2010-02 記述
前記『名語記』の「問 家ノマヘヲニハトナツク如何(中略)又場ノ字ヲモニハトヨメル」、「次 ウチハ トハノハ如何 コレハ場也 庭也」の記述からは語頭濁音語としての「バ(場)」は未だ成立していないように見受けられる。
文献
語頭濁音語「バ(場)」の成立過程について 論文/文京学院大学外国語学部文京学院短期大学紀要
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
§4(p. 140)
鈴木豊 2010-02 記述
望月郁子(1974)によって語頭濁音語を検索するとその他に「ハ(場・庭)〈平双〉」(色葉)〈略〉を加えることができる。
文献
語頭濁音語「バ(場)」の成立過程について 論文/文京学院大学外国語学部文京学院短期大学紀要
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
§6(p. 146)
鈴木豊 2010-02 記述
−バ(場) 〈略〉 914 菅家文草〔900頃〕 〈略〉 バ−(場) 〈略〉 87 名語記〔1275〕
文献
語頭濁音語「バ(場)」の成立過程について 論文/文京学院大学外国語学部文京学院短期大学紀要
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
表2(p. 144)
上田万年 1915–1919 記述
ば 場(名)一ところ。ゐどころ。場所。席。狂言羯鼓炮碌「あれから是れへ、これからあれへ、扨も扨もよいばで御ざる」二劇場の土間をいふ、大阪の方言。俚言集覧
文献
大日本国語辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第4巻 p. 154
精選版日本国語大辞典 2006 記述
文献
精選版日本国語大辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
ば【場】①
大野, 晋, 1919-2008 1990.2 記述
文献
岩波古語辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
p. 1045
英語版Wiktionaryの編集者 2026-08-24 伝聞
First cited to a text from 1275.
文献
場 — Wiktionary, the free dictionary ウェブ資料/English Wiktionary
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
Japanese, Etymology 1
National Institute for Japanese Language and Linguistics 2021 記述
文献
Oxford-NINJAL Corpus of Old Japanese データセット
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
lexicon.xml(語末-baの語彙素の検索)
用例の同定 通説

複合語大庭は、おほにはとおほばの二つの読みで文証され、和名抄の郡名・郷名表記於保無波は前鼻音を伴う中間段階を写す。

おほばの読みは精選版日本国語大辞典が書紀天武14年9月条の北野本訓に充てる。北野本の巻28〜30は書写が 源平〜鎌倉期、訓点は書写時の朱墨点と資継王の加点(巻30の奥書から正平7年〈1352〉と推定。巻23・24の奥書は延文元年〈1356〉)が重なり、 当該の訓がどの層に属するかは辞典からは判らない。おほにはの読みは岩崎本の室町時代訓(一条兼良の校合、 1451年・1474年)と平家物語・風姿花伝の例に拠る。於保無波は風間1975が挙げ鈴木2010が引くもので、和名抄の 原本は照合していない。

精選版日本国語大辞典 2006 記述
文献
精選版日本国語大辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
おおば【大庭】
三省堂 全訳読解古語辞典(Yomitan変換) 記述
文献
三省堂 全訳読解古語辞典(Yomitan変換) 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
おほには【大庭】
鈴木豊 2010-02 伝聞
『倭名抄』に美作、但馬の郡名・郷名に/大庭[於保無波]/と見えるのは、推移の中間段階の姿を示す。
文献
語頭濁音語「バ(場)」の成立過程について 論文/文京学院大学外国語学部文京学院短期大学紀要
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
§2.3(p. 135)
貴重図書複製会 1941 記述
第二種。凡そ源平時代、或は鎌倉時代にまで下すべきかと思はるゝ分で、之には次に揭ぐる三册を數へらるゝ。卷廿八。
文献
日本書紀 国宝北野本 解説 書籍
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
解説 第二種の条
京都国立博物館 2026-09-19取得 記述
いずれの巻末にも、室町時代を代表する碩学・一条兼良(一四〇二~八一)が卜部家の本を用いて校合した旨を記す。
文献
日本書紀(岩崎本) 巻第二十二 巻第二十四 — 館蔵品データベース ウェブ資料/京都国立博物館 館蔵品データベース
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
館蔵品データベース 360
提唱者 通説

「場は大庭に由来する」という言い方は、宣長(玉勝間・古事記伝)が大庭・馬場を証例に場=庭の略を説いたことと、 鈴木2010が「オホバの後部成素を独立させた語」と定式化したことの要約にあたり、X上の投稿はその出典を示さない。 同じ返信に見える段階図nipa>npa>mba>baは、風間1975の系列niφa>nφa>mba>baと一致する。

投稿は出典を示さず、返信者の問いへの回答も取得できていない。内容は宣長・鈴木の系統(大庭の後部成素の独立)と 風間の音変化の系列(英語版Wiktionaryも新明解の「んば」を介して同じ段階を図示する)に一致する。 宣長の古事記伝は大庭を「類多し」の一例として挙げるもので、由来とはしない。

@PhZp8 2026-03-29 記述
ba「場」って、opo-nipa「大庭」由来なのか……
文献
@PhZp8・2026-03-29 X投稿/X (twitter.com)
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
投稿本文
あいぜん (@mrn_26) 2026-03-29 疑問
「場」は「庭」由来(nipa>npa>mba>baみたいな)というツイートを見かけ、ぽいなーっと勝手に納得していたのですが、「大庭」由来というのはどこで述べられていたのかよろしければ教えていただけませんか。
文献
あいぜん (@mrn_26)・2026-03-29 X投稿/X (twitter.com)
立場
疑問(別の説に疑いを置きます)
箇所
返信本文
鈴木豊 2010-02 提唱
「バ(場)」は「オホニハ(大庭/大場)」からいわゆる連声濁の変化を被って生じた「オホバ」の後部成素を独立させた語であり
文献
語頭濁音語「バ(場)」の成立過程について 論文/文京学院大学外国語学部文京学院短期大学紀要
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
§1(pp. 133–134)
本居宣長 寛政9年(1797)刊;脱稿は寛政10年(1798) 記述
凡て場と云は庭の略にて、大庭を意富婆と云類多し。
文献
古事記伝 巻十二 書籍/古事記伝 44巻
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
巻十二 阿須波神の注
同一性 提案

nipa「海面」とnipa「庭・事を行なう場所」は同一語ではなく同音語である。

Vovin・Ishisaki-Vovin 2021がMYS 20.4350の注で「most likely」と述べる。国語辞典は一語とみて、海面の義を 漁の場(時代別・角川・精選版日国語誌)または平面の見立て(角川)から説く。

Vovin, Alexander 2022 提唱
Most likely they are just homonyms.
文献
The Eastern Old Japanese Corpus and Dictionary 辞典/Handbook of Oriental Studies, Section 5 Japan 17
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
p. 314
上代語辞典編修委員会 1967 記述

公開データには引用本文を収録していません。

文献
時代別国語大辞典 上代編 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
には【庭】【考】(p. 546)
中村幸彦 1982-1999 記述

公開データには引用本文を収録していません。

文献
角川古語大辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
には【庭】④
用例の年代 提案

精選版日本国語大辞典がば【場】①に挙げる〔名語記(1275)〕は、現存する名語記では確かめられない。 名語記は経尊自筆本が唯一の伝本で所在不明、影印は未刊、公刊翻刻は巻第七を欠き、自筆本そのものが巻第一を欠く。

伝来の各点は小林2017の要旨と審査要旨に拠り、巻第一の欠は日本語版ウィキペディアが工藤1995に帰する記述と、 太田1983の標題による。工藤1995・太田1983の本文は未見。1字の見出しのばが巻第一に属したとみるのは、 小林2017が巻第九・十を「語の文字数が多い」巻とすること、精選版日本国語大辞典がで‐ば【出場】(2字)を 名語記二に充てることから読み取れる編集上の推論で、巻立てと文字数の対応を明示した資料は確認していない。

小林雄一 2017-03-23 記述
名語記は著者自筆本が唯一の伝本である。
文献
『名語記』の研究 学位論文
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
主論文要旨 第二章
小林雄一 2017-03-23 記述
献呈された著者(経尊)自筆本のみが知られ、写本は伝わらない。その自筆本は金澤文庫から久遠寺へと移され、その後、複数の所蔵者を経て、現在は所在不明という、数奇な運命をたどった書物である。また、名語記は影印が出版されず、公刊された翻刻も一部分(巻第七)を欠いている。
文献
『名語記』の研究 学位論文
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
審査要旨
日本語版ウィキペディアの編集者 2026-08-04 記述
現在本は著者自筆本で、巻1を欠く。
文献
名語記 ウェブ資料/日本語版ウィキペディア
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
冒頭節(版110522684)
精選版日本国語大辞典 2006 前提
文献
精選版日本国語大辞典 辞典
立場
前提(明言せずに前提します)
箇所
ば【場】①
鈴木豊 2010-02 記述
(引用は田山方南校閲、北野克写(1983)『名語記』勉誠社による)
文献
語頭濁音語「バ(場)」の成立過程について 論文/文京学院大学外国語学部文京学院短期大学紀要
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
§4(p. 138)

関連する単位5件

は 端 文証

はし。へり。

万葉集15・3623「山の波(は)に月傾けば」の仮名書例を精選版日本国語大辞典・Vovin 2010がともに挙げる。

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かには 樺 文証

桜の皮。樺。

ONCOJ語彙素l051204(万葉集6・942 櫻皮)。後世のかばの前身で、-nipa->-ba-の縮約の類例として風間1975・言海・Martin 1987が挙げる。

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かば 樺 文証

樺。

言海は〔古名、かにはノ轉ナルかんばノ約〕、Martin 1987はkaniwa < *kanipa (> kaba)とする。

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に 土・丹 文証

土。赤土。

賀茂百樹『日本語源』は記の「ハツニハ」「ワニサノニヲ」と万葉の赤土・青土・白土を挙げる。ONCOJでの語彙素の同定は未照合。

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pá 文証

所(名詞化辞)。

中期朝鮮語。訓蒙字会で漢字「所」に当たる(Vovin 2010、p. 94)。Vovinは動詞の後の名詞化辞に限られ、独立して「場所」を意味しないとする。

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用例24件

佐怒都登理岐芸斯波登與牟爾波都登理迦祁波那久宇禮多久母那久那留登理加
資料
oncoj-2021
箇所
歌謡二(八千矛神の歌)
表記
爾波都登理
読み
にはつとり
転写
nipa tu tori
注
にはつとり(鶏)の句の中の仮名書例。ONCOJはこの例を語彙素nipa(l051615)に置き、複合語nipatutori(l090519)には万葉7・1413と日本書紀歌謡96だけを充てる。
知婆能加豆怒袁美禮婆毛毛知陀流夜迩波母美由久爾能富母美由
資料
oncoj-2021
箇所
歌謡四一(応神、葛野の国見歌)
表記
夜迩波母美由
読み
やにはもみゆ
転写
ya nipa mo mi yu
注
複合語やには(家庭)の仮名書例。日本書紀歌謡34(夜珥波母弥喩)が同じ歌を載せる。
飫瀰能古簸多倍能波伽摩鳴那那陛鳴糸爾播爾陀陀始諦阿遥比那陀須暮
資料
oncoj-2021
箇所
歌謡七四(雄略即位前紀)
表記
爾播爾陀陀始諦
読み
にはにたたして
転写
nipa ni tata site
注
単独語nipaの最古の仮名書例。精選版日本国語大辞典はにわ【庭】③(家屋の周りの空地)の初出にこの歌を充てる。
資料
oncoj-2021
箇所
歌謡九六(継体紀七年九月、勾大兄皇子の歌)
表記
爾播都等唎
読み
にはつとり
転写
nipa tu tori
注
古事記歌謡2の対応句。
四年春二月壬戌朔甲申。詔曰。我皇祖之靈也自天降鑒光助朕躬。今諸虜已平。海内無事。可以郊祀天神用申大孝者也。乃立靈畤於鳥見山中。其地號曰上小野榛原。下小野榛原。用祭皇祖天神焉。
資料
wikisource-kojiki-nihonshoki
箇所
巻三 神武天皇四年二月甲申条
表記
乃立靈畤於鳥見山中
注
漢文「靈畤」を「まつりのには」と訓む訓読例で、仮名書きではない。精選版日本国語大辞典はにわ【庭】①(何かを行なうための場所)の初出にこの条を充てる。
飼飯海乃庭好有之苅薦乃乱出所見海人釣船
資料
oncoj-2021
箇所
巻三・二五六(柿本人麻呂 羈旅歌)
表記
庭好有之
読み
にはよくあらし
転写
nipa yo ku a ra si
注
海面の意。同歌の一本(ONCOJ MYS.3.256b)は第二句を仮名で書く(ONCOJの原文は未符号化の字を「d」で置く。時代別上代編【考】は一本を「舶尓波」と読む)。巻十五・三六〇九にも同歌が載る。
海若者霊寸物香淡路嶋中爾立置而白浪乎伊与爾廻之座待月開乃門従者暮去者塩乎令満明去者塩乎令于塩左為能浪乎恐美淡路嶋礒隠居而何時鴨此夜乃将明跡侍従爾寐乃不勝宿者瀧上乃淺野之雉開去歳立動良之率兒等安倍而榜出牟爾波母之頭氣師
資料
oncoj-2021
箇所
巻三・三八八
表記
爾波母之頭氣師
読み
にはもしづけし
転写
nipa mo siduke si
注
海面の意の仮名書例。三省堂全訳読解古語辞典・旺文社全訳古語辞典がこの歌を海面の語義に充てる。
武庫能宇美能爾波奈久安良之伊射里須流安麻能都里船奈美能宇倍由見由
資料
oncoj-2021
箇所
巻十五・三六〇九
表記
爾波奈久安良之
読み
にはよくあらし
転写
nipa yo ku a rasi
注
巻三・二五六の異伝。角川古語大辞典・大辞林がこの歌を海面の語義に充てる。
爾波奈加能阿須波乃可美爾古志波佐之阿例波伊波波牟加倍理久麻泥爾
資料
oncoj-2021
箇所
巻二十・四三五〇(上総国防人歌)
表記
爾波奈加能
読み
にはなかの
転写
nipa naka no
注
複合語にはなか(庭中)の仮名書例。角川古語大辞典がには【庭】①の冒頭に引く。
爾波爾多都安佐提古夫須麻許余比太爾都麻余之許西祢安佐提古夫須麻
資料
oncoj-2021
箇所
巻十四・三四五四(東歌)
表記
爾波爾多都
読み
にはにたつ
転写
nipa ni tatu
注
東歌の仮名書例。
資料
kadokawa-kogo-daijiten
箇所
庭
注
角川古語大辞典には【庭】②が引く。原本は未見。
資料
suzuki2010-ba-initial-voicing
箇所
郡名・郷名 大庭(美作・但馬)
注
風間1975が「推移の中間段階の姿」として挙げ、鈴木2010が引く。後部成素の前鼻音を無で写した表記で、 posited単位pre-ojp/mba-placeに当たる。和名抄の原本と写本の異同は未照合。
九月甲辰朔壬子,天皇宴于舊宮安殿之庭。
資料
wikisource-kojiki-nihonshoki
箇所
巻二十九 天武天皇十四年九月壬子条(北野本訓)
表記
天皇宴于舊宮安殿之庭
注
精選版日本国語大辞典が見出しおお‐ば【大庭】に充てる北野本訓。原文の「庭」を「おほば」と訓む。北野本の仮名点そのものは未見。
於是,聽其辭以不弃,仍令構須彌山形及呉橋於南庭。時人號其人曰路子工,亦名芝耆摩呂。
資料
wikisource-kojiki-nihonshoki
箇所
巻二十二 推古天皇二十年是歳条(岩崎本室町時代訓)
表記
仍令構須彌山形及呉橋於南庭
注
精選版日本国語大辞典が見出しおお‐にわ【大庭・大場】①に充てる。「南庭」を「おほには」と訓む。
資料
suzuki2010-ba-initial-voicing
箇所
バ 弓場
注
鈴木2010が古辞書の最古例として挙げる。原本は未照合。三巻本の年代は通行の書誌による。

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資料
suzuki2010-ba-initial-voicing
箇所
場・庭の問答
注
鈴木2010が田山方南校閲・北野克写『名語記』(勉誠社1983)から引く3箇所。場の字をにはと読み、内場・弓場を 「場也 庭也」と説く。3箇所はいずれも2字以上の見出しの条にあたり、1字の見出しの条は手元の資料に現れない(c-myogoki-ba-unverifiable)。 精選版日本国語大辞典がば【場】①の筆頭に置く〔名語記(1275)〕がこの記述を指すかどうかは未確認。 鈴木はここから語頭濁音語としてのバが未だ成立していないように見受けられるとする。

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資料
nikkoku-seisenban・suzuki2010-ba-initial-voicing
箇所
巻二
注
精選版日本国語大辞典がで‐ば【出場】に引き、鈴木2010は後部成素−バをもつ複合語の一覧に載せる。字「場」で書かれた複合語の1275年の例。

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資料
kadokawa-kogo-daijiten
箇所
巻四 信連
注
角川古語大辞典おほには【大庭】①。同巻十二・土佐房被斬の「昌俊を大庭にひっすゑたり」を精選版日本国語大辞典おおにわ②が引く。

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資料
iwanami-kogo-jiten
箇所
巻七 千剣破城軍
注
岩波古語辞典ば【場】①の第一例(見出し語の箇所は「―」で示され、「場」は編集側の復元)。同項は続けてバレト写本(1591)「その場にありし程の人人」を引く。

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資料
nikkoku-seisenban・kadokawa-kogo-daijiten・sanseido-zenyaku-dokkai-kogo
箇所
第一 年来稽古条々
注
表記「大場」。精選版日本国語大辞典おおにわ③・角川古語大辞典おほには③はこの例をおほにはの見出しに置き、三省堂全訳読解古語辞典は同じ条の「貴所・大場などにて、あまねく能のよからんは」をおほにはに置いて⦅「おほば」とも⦆と注する。表記が示す読みは辞典からは決められない。
資料
iwanami-kogo-jiten・kadokawa-kogo-daijiten
箇所
場
注
岩波古語辞典・角川古語大辞典がともに引く。字「場」に「バ」の訓を当てた最古級の辞書例。
資料
suzuki2010-ba-initial-voicing
箇所
Ba
注
鈴木2010が日本国語大辞典第二版の古辞書以外の用例として挙げる。見出しの綴りと語釈は未照合。

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資料
nikkoku-seisenban
箇所
羯鼓炮碌
注
精選版日本国語大辞典ば【場】①の用例文。仮名書き「ば」の確例。

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資料
kadokawa-kogo-daijiten
箇所
巻一の一
注
角川古語大辞典おほには【大庭】④。17世紀末でも「おほには」の読みが並存する。

外部データベース1件

庭 語源由来辞典

異表記: にわ

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