阪倉の語基うか説
主張3件
関係 に対して
うっかり・うかうかから析出した語基うかを、動詞浮くに関連する語とみる。 同じ章の「情態言」では、ウカに接尾語ルが付いてウカルを作るとする。
阪倉は、語基うかを動詞「浮く」に関連する語とみる。
C群の六語に続けて、A群・B群にも動詞との関係が認められる語基があるとして挙げられる六語の一つにあたる。 阪倉は同じ節でうっかりを「うかうかしているさま」と言い換え、語基うかとうかうかを結ぶ。 動詞の側は上代から厚く、ONCOJが20例、CHJが万葉集を初出として511例を数える。 語基の側の文証は近世で、CHJのうかうかが虎明本狂言集(1642年)、うっかりが卯月の潤色(1707年)にあたる。 精選版日国はうっかりに三体詩幻雲抄(1527年)を挙げ、辞典とコーパスで初例が2世紀近く離れる。 阪倉はこの箇所で語基うかに語義を与えず、C群の六語と違い意味の橋渡しを述べない。
阪倉篤義 2011 提唱
「あさ」は「浅す・褪す(浅くなる)」と、「うか」は「浮く」と、「たま」は「溜む」と、「こも」は「籠む」と、「ひや」は「冷ゆ」と、「こが」は「焦ぐ(こげる)」と、
- 文献
- 増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第一部3「語源の考え方」の節「他の語との関係の探究」、ダンプ頁100
阪倉はうっかりの語基うかが畳語形を構成するとみなし、うかうかをその例に挙げる。
語基一覧、畳語を作れるという記述、うっかりとうかうかの対照による分析である。語基の独立した文証や派生の年代は示されない。
阪倉篤義 2011 提唱
- 文献
- 増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第一部3「語源の考え方」、「擬態語的語基」(ダンプ頁83・85–86)・「―ら」の形(89)・「「あっさり」「やっぱり」」(91)
阪倉は情態言ウカに接尾語ルが付いてウカルを作ると分析する。
阪倉がウカ・タマ・コモとウカル・タマル・コモルを並べる語形成分析による。ウカルをONCOJの下二段語幹ukareに対応づける部分は編集上の同定である。
阪倉篤義 2011 提唱
- 文献
- 増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第一部3「語源の考え方」の節「情態言」、ダンプ頁104