語源項目

じゅばん

じゅばん・襦袢

文証 日本語(時代を特定しない) 名詞

じゅばん(襦袢)

資料横断で引く じゅばんじばん

対象の単位 5件

じゅばん 襦袢 文証
言語
日本語(時代を特定しない)
種別
語
品詞
名詞

ネットワークで見る

JMdict(Japanese-Multilingual Dictionary) 2026-08-20 記述
文献
JMdict(Japanese-Multilingual Dictionary) データセット
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
entry 1572490
〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 記述
文献
〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
gakken:gogen-0928
じばん 襦袢 文証
言語
日本語(時代を特定しない)
種別
語
品詞
名詞

ネットワークで見る

石綿敏雄 1967-03-30 記述
文献
「襦袢」の語原 論文/国語学
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
pp. 69–71
gibão 文証
言語
ポルトガル語
種別
語
品詞
名詞

ネットワークで見る

石綿敏雄 1967-03-30 記述
文献
「襦袢」の語原 論文/国語学
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
pp. 72–73
gibão 記述
文献
gibão 辞典/Dicionário Priberam da Língua Portuguesa
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
gibão 1
jubão 文証
言語
ポルトガル語
種別
語
品詞
名詞

ネットワークで見る

石綿敏雄 1967-03-30 記述
文献
「襦袢」の語原 論文/国語学
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
pp. 72–73
じゅばん 襦袢・繻絆 文証
言語
日本語
種別
語
品詞
名詞

ネットワークで見る

国立国語研究所 通時コーパスプロジェクト 2023-08-11 記述

公開データには引用本文を収録していません。

文献
『日本語歴史コーパス』統合語彙表(バージョン2023.03) データセット
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
統合語彙表の語彙素ジュバン

語形2件

じゅばん 文証

石綿1967が列挙する仮名付き用例では1679年から見える。

石綿敏雄 1967-03-30 記述
文献
「襦袢」の語原 論文/国語学
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
pp. 70–71
じばん 文証

石綿1967が列挙する仮名書きの初例は1705年の「ぢはん」である。

石綿敏雄 1967-03-30 記述
文献
「襦袢」の語原 論文/国語学
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
pp. 70–71
語形の状態 文証 再建 編集 説内
主張の等級 定説 通説 提案 推測 疑義

語義4件

受容初期

外側に着る衣服。

〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 記述
文献
〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
gakken:gogen-0928
江戸時代後期以後

和服の下に着る衣服。

〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 記述
文献
〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
gakken:gogen-0928
JMdict(Japanese-Multilingual Dictionary) 2026-08-20 記述
文献
JMdict(Japanese-Multilingual Dictionary) データセット
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
entry 1572490

外側に着る胴衣の一種。

精選版日本国語大辞典 2006 記述

公開データには引用本文を収録していません。

文献
精選版日本国語大辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
「ジュバン【襦袢・繻絆】」①

和服の肌着。

精選版日本国語大辞典 2006 記述

公開データには引用本文を収録していません。

文献
精選版日本国語大辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
「ジュバン【襦袢・繻絆】」②
〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 記述

公開データには引用本文を収録していません。

文献
〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第6章「日本語のあれこれ」⑤日本語の中の外来語、項目6−5−35

諸説 5説/主張15件

接触による関係4説

借用・訳語・放浪語。系統関係を主張しません

JMdict・学研のgibão借用説

主張5件

ポルトガル語gibãoを借用元とし、じゅばんからじばんへの形変化と上衣から下着への語義変化を記す。

借用 定説 共有: 石綿1967のgibão・jubão併記説

同じ主張が複数の説に含まれます。等級、出典、根拠は共通します。

JMdictはじゅばんの借用元形をポルトガル語gibãoと記し、学研の語源辞典はポルトガル語の音写とする。

JMdictが借用元形gibãoを示し、学研は借用元言語を一致して示す。石綿1967もgibãoを原語候補に含める。

JMdict(Japanese-Multilingual Dictionary) 2026-08-20 記述
文献
JMdict(Japanese-Multilingual Dictionary) データセット
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
entry 1572490、sense 1、lsource por:gibão
〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 記述
文献
〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
gakken:gogen-0928
石綿敏雄 1967-03-30 記述
文献
「襦袢」の語原 論文/国語学
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
pp. 69, 73–74
表記 定説

JMdictと学研の語源辞典は「襦袢」を当て字とする。

JMdictの表記情報と学研の解説が一致する。漢字表記の成立経路はこの一致だけでは定まらない。

JMdict(Japanese-Multilingual Dictionary) 2026-08-20 記述
文献
JMdict(Japanese-Multilingual Dictionary) データセット
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
entry 1572490、k_ele「襦袢」のke_inf=ateji
〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 記述
文献
〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
gakken:gogen-0928
継承・形変化 通説

学研の語源辞典は、じばんをじゅばんの変化した語形とする。

辞書の説明であり、変化の年代と音韻条件は同項に示されない。石綿1967は発音のしやすさを可能性として論じる。

〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 記述
文献
〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
gakken:gogen-0928
attestation_dating 通説

学研の語源辞典は、この語が16世紀ごろ日本に入ったとする。

辞書の年代記述である。同項は年代判断の根拠となる用例を示さない。

〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 記述
文献
〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
gakken:gogen-0928
語義変化 通説

学研の語源辞典は、受容初期の外側に着る衣服を指す語義から、江戸時代後期に下着を指す語義が生じたとする。

辞書が示す語義史である。語義変化を文証する個別用例は同項に示されない。

〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 記述
文献
〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
gakken:gogen-0928

石綿1967のgibão・jubão併記説

主張5件

revision 石綿1967が報告する従来説に対して

近世の仮名付き用例と16世紀ポルトガル語の両形を合わせ、gibão・jubãoを原語として併記する。

借用 定説 共有: JMdict・学研のgibão借用説

同じ主張が複数の説に含まれます。等級、出典、根拠は共通します。

JMdictはじゅばんの借用元形をポルトガル語gibãoと記し、学研の語源辞典はポルトガル語の音写とする。

JMdictが借用元形gibãoを示し、学研は借用元言語を一致して示す。石綿1967もgibãoを原語候補に含める。

JMdict(Japanese-Multilingual Dictionary) 2026-08-20 記述
文献
JMdict(Japanese-Multilingual Dictionary) データセット
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
entry 1572490、sense 1、lsource por:gibão
〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 記述
文献
〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
gakken:gogen-0928
石綿敏雄 1967-03-30 記述
文献
「襦袢」の語原 論文/国語学
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
pp. 69, 73–74
借用 提案

石綿1967は、じばん・じゅばんの原語に16世紀ポルトガル語jubãoも併記すべきだとする。

16世紀のjubãoは文証され、日本に来たポルトガル人の用例もある。石綿は極東での両形の分布と受容過程に追加調査が要ると述べる。

石綿敏雄 1967-03-30 提唱
文献
「襦袢」の語原 論文/国語学
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
pp. 72–74
継承・形変化 提案

石綿1967は、辞書記述を集積した解釈としてポルトガル語jubãoからgibãoが生じたとする。

石綿自身が辞書記述から組み立てた解釈と明記する。両形が並行して用いられた時期の詳しい分布は保留される。

石綿敏雄 1967-03-30 提唱
文献
「襦袢」の語原 論文/国語学
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
p. 73
relative_chronology 提案

石綿1967が集めた仮名付き用例では、じゅばん系が1679年、じばん系が1705年から現れる。

列挙された文献用例の順序である。石綿は未発見の古例、話しことばとの関係、漢字表記の影響を留保する。

石綿敏雄 1967-03-30 記述
文献
「襦袢」の語原 論文/国語学
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
pp. 70–72
rejection 提案

石綿1967は、じゅばんをじばんから生じた訛りとする従来の説明を改めるべきだと結論する。

論文が集めた用例ではじゅばん系が早く、同時期のポルトガル語にjubãoが文証される。著者は受容過程全体の結論を追加調査に委ねる。

rejects 石綿1967が整理する従来説は、じばんを一次形、じゅばんを当て字に促された二次形とする。

石綿敏雄 1967-03-30 反対
文献
「襦袢」の語原 論文/国語学
立場
反対(別の説を退けます)
箇所
pp. 73–74

gibão由来説

主張1件

借用元をポルトガル語gibão(肌着かジャケツのようなもの)の1形に定める。

借用 通説

阪倉は襦袢の語源をポルトガル語gibãoとする。

本文は「語であったらしい」と留保を付す。 借用そのものは辞典類にも共通し、精選版日本国語大辞典は見出しに jubãoとgibãoの2形を並べ、学研の語源辞典もポルトガル語の音写とする。 借用元をgibãoの1形に絞る点だけが辞典の記述と異なる。

阪倉篤義 2011 記述
ジュバンは、もとポルトガル語のgibãoで、肌着かジャケツのようなものを指す語であったらしい。
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第一部1「名づけの由来」の節「「カステラ」「バリカン」」、ダンプ頁21
〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 支持

公開データには引用本文を収録していません。

文献
〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 辞典
立場
支持(別の説を支持します)
箇所
第6章「日本語のあれこれ」⑤日本語の中の外来語、項目6−5−35

jubão・gibão並行説

主張2件

修正 gibão由来説に対して

借用の時期に2つのポルトガル語形が並行していたとみ、日本語側の表記の変遷とあわせて記述する。

借用 提案

精選版日本国語大辞典は、この語が入った室町時代にポルトガル語jubãoとgibãoが 並行して用いられていたとする。

辞典は見出しの語源欄と語誌欄の双方に2形を並べる。 どちらの形が日本語のジュバンに直接あたるかは述べられない。

精選版日本国語大辞典 2006 提唱

公開データには引用本文を収録していません。

文献
精選版日本国語大辞典 辞典
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
「ジュバン【襦袢・繻絆】」の語誌(1)
音韻変化 提案

精選版日本国語大辞典はジバンをジュバンの転訛した形とする。

仮名表記の出現時期の前後を根拠とする。古い表記はじゅばんで、じばんは1700年頃から現れる。 学研の語源辞典も同じ方向の転訛とする。

精選版日本国語大辞典 2006 提唱

公開データには引用本文を収録していません。

文献
精選版日本国語大辞典 辞典
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
「ジュバン【襦袢・繻絆】」の語誌(1)
〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 記述

公開データには引用本文を収録していません。

文献
〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第6章「日本語のあれこれ」⑤日本語の中の外来語、項目6−5−35

段の記載なし1説

比較の段を記していない説

石綿1967が報告する従来説

主張1件

gibãoに近いじばんを一次形とし、当て字の影響でじゅばんが生じたとする説明。

source_report 疑義

石綿1967が整理する従来説は、じばんを一次形、じゅばんを当て字に促された二次形とする。

石綿が検討対象として報告した説である。同論文の用例順と16世紀ポルトガル語jubãoの存在は、この説明の二つの根拠を弱める。

石綿敏雄 1967-03-30 伝聞
文献
「襦袢」の語原 論文/国語学
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
pp. 69–70

その他の主張2件

語義変化 提案

精選版日本国語大辞典は、チョッキを意味したジュバンが明和・安永・天明頃に肌着を意味するようになり、 それに伴って襦袢・襦衫の表記が行なわれるようになったとする。

語義の交替と表記の交替を結び付ける語誌欄の記述である。 辞典自身の用例は胴衣の義に伊達日記(1600頃か)、肌着の義に武道伝来記(1687)を挙げ、 肌着の義の初例は語誌の述べる時期より早い。

精選版日本国語大辞典 2006 提唱

公開データには引用本文を収録していません。

文献
精選版日本国語大辞典 辞典
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
「ジュバン【襦袢・繻絆】」の語誌(2)
語義変化 提案

学研の語源辞典は、この語が伝わった当初は外側に着るものを指し、 下着の意が定着したのは江戸後期以降とする。

用例を挙げずに時期を述べる短い記述である。 定着の時期は精選版日本国語大辞典の語誌が挙げる明和・安永・天明頃より遅い。

〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 提唱

公開データには引用本文を収録していません。

文献
〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 辞典
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
第6章「日本語のあれこれ」⑤日本語の中の外来語、項目6−5−35

用例4件

資料
ishiwata1967-juban-gogen
箇所
『大坂檀林桜千句』第三(1678年)、p. 70
注
漢字書きのため、読みがじばんかじゅばんかは確定できない。
資料
ishiwata1967-juban-gogen
箇所
『二葉集』(1679年)、pp. 70–71
注
振り仮名はシユバン。
資料
ishiwata1967-juban-gogen
箇所
『武道伝来記』七(1687年)、pp. 70–71
注
振り仮名はしゆばん。
資料
ishiwata1967-juban-gogen
箇所
『棠大門屋敷』(1705年)、p. 71
注
石綿1967が列挙する仮名書きのじばん系初例。

書誌 3件/ページ180、見出し「じゅばん」(襦袢)

採録元: 語彙研究文献語別目録

語別目録が挙げる専論を国立国語研究所の『国語学』全文データベースで照合した。 目録はじゅばんに2件を挙げ、うち1件が本項の引く阪倉の著書の初版にあたる。

見出し著者文献名書誌注
襦袢 石綿敏雄〈襦袢〉の語源国語学68、1967-03論文誌面と国立国語研究所の書誌にある正式題名は「「襦袢」の語原」、pp. 69–74。
じゅばん 石綿敏雄「〈襦袢〉の語源」『国語学』68昭42・3
じゅばん 阪倉篤義『日本語の語源』昭53・9講談社

外部データベース4件

gogen-yurai

語源由来辞典に襦袢の項がある。同辞典のライセンスは項目本文の引用・主張への使用を認めない。

https://gogen-yurai.jp/jyuban/

国立国語研究所「国語学」全文データベース

石綿敏雄「「襦袢」の語原」の書誌と本文。

https://bibdb.ninjal.ac.jp/SJL/view.php?h_id=0680690740

JMdict

entry 1572490の見出し・読み・借用元・表記情報を採る。

https://www.edrdg.org/jmdict/j_jmdict.html

襦袢 語源由来辞典

異表記: じゅばん

外部項目を開く ↗