再建 ●○○ 提案
尹2026は宮古語「一人」の語源形として琉球祖語*puta-mukaw-iを再建する。
尹2026が語構成・沖縄語史・借用経路を通して提示する再建である。
尹熙洙 2026 提唱
*puta-mukaw-i「二人で向かうこと」
- 文献
- 日琉諸語の一員としての宮古語音韻史 学位論文
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第4章§4.4(p. 62)
再建 ●○○ 提案
尹2026は宮古語「前」の語源形として琉球祖語*ma-mukaw-iを再建する。
Bentley 2008に帰属する*mukaw-分析へ、尹2026が沖縄語史と宮古語への借用経路を加えた再建である。
尹熙洙 2026 提唱
*ma-mukaw-i「真正面」
- 文献
- 日琉諸語の一員としての宮古語音韻史 学位論文
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第4章§4.4(p. 62)
語形成 ●○○ 提案
尹2026は宮古語「一人」の語源形を琉球祖語*puta-・*mukaw-・*-iからなる*puta-mukaw-i「二人で向かうこと」とする。
尹2026が現代沖縄語と宮古語の語形・語義を説明するために提示する語構成である。
尹熙洙 2026 提唱
*puta-mukaw-i「二人で向かうこと」
- 文献
- 日琉諸語の一員としての宮古語音韻史 学位論文
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第4章§4.4(p. 62)
語形成 ●○○ 提案
尹2026は宮古語「前」の語源形を琉球祖語*ma-・*mukaw-・*-iからなる*ma-mukaw-i「真正面」とする。
*mukaw-を含む分析はBentley 2008に帰属すると尹2026が報告し、尹2026は借用史を加えて現代形まで導く。
尹熙洙 2026 提唱
*ma-mukaw-i「真正面」
- 文献
- 日琉諸語の一員としての宮古語音韻史 学位論文
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第4章§4.4(p. 62)
音韻変化 ●○○ 提案
尹2026は琉球祖語*puta-mukaw-iから15世紀沖縄語*tamkaiが生じたとする。
尹2026が借用元として立てる15世紀沖縄語形である。*puta-の反映以外の個別過程は留保する。
尹熙洙 2026 提唱
15 世紀沖縄語(*tamkai, *mamkai)
- 文献
- 日琉諸語の一員としての宮古語音韻史 学位論文
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第4章§4.4(p. 62)
音韻変化 ●○○ 提案
尹2026は琉球祖語*ma-mukaw-iから15世紀沖縄語*mamkaiが生じたとする。
尹2026が借用元として立てる15世紀沖縄語形である。
尹熙洙 2026 提唱
15 世紀沖縄語(*tamkai, *mamkai)
- 文献
- 日琉諸語の一員としての宮古語音韻史 学位論文
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第4章§4.4(p. 62)
借用 ●○○ 提案
尹2026は宮古語の「一人」「前」を15世紀沖縄語からの借用とし、継承語なら*mukaw-に対応する鼻音始まりが予想される点を根拠に挙げる。
同じ語根の継承動詞との子音対応を借用判定に用いる尹2026の分析である。
尹熙洙 2026 提唱
本研究はこれらを借用語とみなす
- 文献
- 日琉諸語の一員としての宮古語音韻史 学位論文
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第4章§4.4(p. 62)
借用 ●○○ 提案
尹2026は15世紀沖縄語*tamkaiが前期宮古祖語へ*taᵐbukaiとして借用されたとする。
尹2026が借用元と借用先を明示し、子音連結の適応に音声的説明を加える。
尹熙洙 2026 提唱
*tamkai, *mamkai は,前期宮古祖語 *taᵐbukai
- 文献
- 日琉諸語の一員としての宮古語音韻史 学位論文
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第4章§4.4(p. 63)
借用 ●○○ 提案
尹2026は15世紀沖縄語*mamkaiが前期宮古祖語へ*maᵐbukaiとして借用されたとする。
尹2026が借用元と借用先を明示し、子音連結の適応に音声的説明を加える。
尹熙洙 2026 提唱
*maᵐbukai として借用
- 文献
- 日琉諸語の一員としての宮古語音韻史 学位論文
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第4章§4.4(p. 63)
音韻変化 ○○○ 推測
尹2026は15世紀沖縄語*mkが[mpk]または[mbk]と実現したため、前期宮古祖語に*ᵐbukとして知覚・借用された可能性を示す。
尹2026が「恐らく」として提示する知覚的適応案である。並行例にも借用の可能性が残る。
尹熙洙 2026 提唱
*mk が [mpk] または [mbk] のように実現
- 文献
- 日琉諸語の一員としての宮古語音韻史 学位論文
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第4章§4.4(p. 63)
尹熙洙 2026 記述
C₁C₂ > C₁C₃C₂ のようなパターンの音挿入
- 文献
- 日琉諸語の一員としての宮古語音韻史 学位論文
- 立場
- 記述(そう書いてあります)
- 箇所
- 第4章§4.4注10(pp. 63–64)
音韻変化 ●○○ 提案
尹2026は前期宮古祖語*taᵐbukaiから後期宮古祖語*taᵐbβɨkɛːを経て宮古語の「一人」諸形が生じたとする。
尹2026の前期・後期宮古祖語の母音史に従う系列である。
尹熙洙 2026 提唱
後期宮古祖語 *taᵐbβɨkɛː
- 文献
- 日琉諸語の一員としての宮古語音韻史 学位論文
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第4章§4.4(p. 63)
音韻変化 ●○○ 提案
尹2026は前期宮古祖語*maᵐbukaiから後期宮古祖語*maᵐbβɨkɛːを経て宮古語の「前」諸形が生じたとする。
尹2026の前期・後期宮古祖語の母音史に従う系列である。
尹熙洙 2026 提唱
*maᵐbβɨkɛː を経て現在の形
- 文献
- 日琉諸語の一員としての宮古語音韻史 学位論文
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第4章§4.4(p. 63)
音韻変化 ●○○ 提案
尹2026は15世紀沖縄語から借用された*aiが後期宮古祖語*ɛːになる系列を、継承語の*aiが先に*aʑiへ変化した相対年代から説明する。
継承語と借用語の異なる反映を借用時期で説明する尹2026の相対年代案である。
尹熙洙 2026 提唱
15 世紀沖縄語の *ai が前期宮古祖語 *ai として借用
- 文献
- 日琉諸語の一員としての宮古語音韻史 学位論文
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第4章§4.4(p. 63)
語義変化 ●○○ 提案
尹2026は「二人で向かうこと」から「二人だけで他の人がいない」「他の人がいない」を経て、宮古語の「一人」が生じたとする。
首里方言の複合語に残る二人の限定義を宮古語の単独者義へ結ぶ意味変化案である。
尹熙洙 2026 提唱
「他の人はいない」という限定の意味が強くなり
- 文献
- 日琉諸語の一員としての宮古語音韻史 学位論文
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第4章§4.4(p. 63)
reflex-evidence ●○○ 提案
尹2026は*puta-mukaw-iの接尾辞*-ja付き形を首里taŋkaːに、*ma-mukaw-iを伊江島maŋke・maŋkoと首里複合語後半maŋkaːに対応させる。
伊江島形は反映として述べられ、首里複合語後半は可能性として示される。
尹熙洙 2026 提唱
伊江島方言の maŋke~maŋko
- 文献
- 日琉諸語の一員としての宮古語音韻史 学位論文
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第4章§4.4(pp. 62–63)
尹熙洙 2026 提唱
後半が *ma-mukaw-i-ja を反映する可能性
- 文献
- 日琉諸語の一員としての宮古語音韻史 学位論文
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第4章§4.4(p. 63)
rejection ●○○ 提案
尹2026は*ta-「手」を含む*ta-mukaw-iも候補として検討し、意味的な繋がりが不明として*puta-mukaw-iを採る。
尹2026自身が代案と選択理由を明示する。代案の音韻的可能性は否定されない。
尹熙洙 2026 反対
意味的な繋がりが定かではない
- 文献
- 日琉諸語の一員としての宮古語音韻史 学位論文
- 立場
- 反対(別の説を退けます)
- 箇所
- 第4章§4.4(p. 63)