投ぐのnage-
主張1件
上代語の投げる動作を担う下二段動詞。マーティンは*nanka-Ci-(アクセント類B)に遡らせ、 語根に形容詞を示す小字を添えて服部1933を参照する。
再建 提案
マーティンは投げるのnageruをnagey-を経て*nanka-Ci-に遡らせ、アクセント類をBとする。 *nankaには形容詞・類Bを示す小字を添え、服部1933:68を参照する。 語義は「throw; throw away, abandon」とする。
疑問符を伴わない再建。*nankaに添える小字adj Bは、長のnaga-と同じ綴りの形容詞語根を 指す書き方で、服部1933:68の参照がその分析の帰属にあたる。長の項目(naga)との 単位間の関係は、服部の当該頁を確かめるまでこの項目では立てない。 日本書紀の声点資料を2箇所挙げる。島袋2007は本文の文字層をthrowで検索して 動詞nageruの再建が無く、この語のアクセント史の再建はマーティンの1件のみである。
Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
B nageru < nagey- < *nanka(adj B) -Ci- (cf. Hattori 1933:68). 'throw; throw away, abandon'. B - B-B-B B-B-B. NS (101a, 103b) B. Km (S) B. Mr (Bm) ?B. Edo B. Ib B. Nk nagirun B; Sr nagir- B.
- 文献
- The Japanese Language through Time 書籍
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第6章§6.6(p. 731)