尹2025の虹再建
主張6件
虹の二音節形と三音節形を*mìjoNsiにまとめ、第1音節の母音脱落を含む変化系列を示す。 現代方言のb・z語頭形も*mjの反映に含め、竜・明神による再分析と旧方言基層の可能性を論じる。
尹は虹の二音節形と三音節形を結ぶ祖形として*mìjoNsiを立てる。
尹2025は現代諸方言の三音節形myooziを用い、二音節形との対応を母音脱落で説明する。
尹熙洙 2025-07 提唱
*mìjoNsi > *mjoNsi > *nioNsi > 中古日本語 niⁿzi
- 文献
- 日琉祖語の子音連結 論文/国立国語研究所論集29
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- §3.3、例(13)(p. 196)
尹は中古日本語niⁿzi、上代東国日本語nôⁿzi、琉球祖語*noⁿdzi、現代諸方言myooziを 同じ虹の語の資料として並べる。
尹2025が祖形の再建に用いる比較資料の集合である。
尹熙洙 2025-07 記述
中古日本語niⁿzi、上代東国日本語nôⁿzi(万葉集14.3414上野)、琉球祖語*noⁿdzi
- 文献
- 日琉祖語の子音連結 論文/国立国語研究所論集29
- 立場
- 記述(そう書いてあります)
- 箇所
- §3.3(p. 196)
尹は*mìjoNsiから第1音節の母音脱落による*mjoNsiを経て、*mjがnとなり、中央方言の *ioがiとなる系列を示す。
尹2025が虹の諸形を説明するために示す変化系列である。*mjのnへの変化は一般的な変化と みなし、*ioのiへの変化は中央方言に置く。
尹熙洙 2025-07 提唱
*mìjoNsi > *mjoNsi > *nioNsi > 中古日本語 niⁿzi
- 文献
- 日琉祖語の子音連結 論文/国立国語研究所論集29
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- §3.3、例(13)(p. 196)
尹2026は虹のbyoozi系とzyuuzi系を*mjoNsiの有声阻害音反映とする。
現代方言の複数の語頭系列を一つの祖形にまとめる分析である。同地域の他の*mj語が 同じ反映を欠くため、規則的な方言音対応としては立てられない。
尹熙洙 2026 提唱
byoozi 系も zyuuzi 系もいずれも *mjoNsi に由来
- 文献
- 日琉諸語の一員としての宮古語音韻史 学位論文
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第6章§6.2(pp. 113–115)
尹2026は虹のryuuzi系とmyoozinを、*mjoNsiの反映が既存語に結び付けられた民間語源的再分析とする。
地理的に隣接する形と音声的に近い既存語を用いる再分析である。国立国語研究所1974の原記述は未照合である。
尹熙洙 2026 提唱
民間語源的に再分析された新しい派生形
- 文献
- 日琉諸語の一員としての宮古語音韻史 学位論文
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第6章§6.2、注6(p. 114)
尹2026はbyoozi系・zyuuzi系の方言に、*mjを有声阻害音へ変えた旧方言の基層が残る可能性を示す。
一語の残存形から基層と方言置換を推定する歴史的シナリオであり、追加の共有改新が必要である。
尹熙洙 2026 提唱
*mj > by,*mj > dy を経験した方言を基層
- 文献
- 日琉諸語の一員としての宮古語音韻史 学位論文
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第6章§6.2(pp. 114–115)