文献

アイヌ語沙流方言辞典

田村すず子 ・1996

種別
辞典
収録
なし
発行
なし
リンク
https://ainugo.nam.go.jp/search/word?typeDict=on&word=sirosi
アーカイブ
取得していない
利用条件
著作権は田村洋一に留保されている(国立アイヌ民族博物館アイヌ語アーカイブの表示)。公開出力は書誌・事実・リンクに限り、辞書本文と例文を再配布しない。

この文献を引用する項目 2件

記述2

記録と検討範囲 田村『アイヌ語沙流方言辞典』はrayociを「虹」を意味する名詞として収録し、rayoci-aptoを「にわか雨」に当たる複合語として示す。rayは別項の自動詞「死ぬ」で、名詞的な用法も記載される。rayoci項自体に内部分析や日本語の借用元は示されない。語義の記録、語の歴史についての仮説、虹に対する観念は、それぞれの根拠を区別する必要がある。本項は①アイヌ語内のray-oci分析、②アイヌ語rayociから日本語への借用、③日本語myozi系からアイヌ語への借用とrayへの再分析を比較する。いずれも確立した派生関係としては登録しない。

田村すず子 1996 記述
文献
アイヌ語沙流方言辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
ray・rayoci・rayociapto項。アイヌ語形態素DBの田村辞典転記。

内部分析と不吉さの説明 ray-ociという内部分析には、oci全体の形態と、提案された場所の意味を生む構成の説明が必要である。rayの独立した語義が分かっても、残りの部分の説明は完了しない。確認した田村辞典転記には独立見出しociが見当たらないが、この範囲の検索だけで全方言に存在しない、あるいは複合的に形成できないとは結論できない。2023年7月16日のendBooks投稿は、富樫利一『ラメトク起つ』(彩流社)を紹介するページに遡る。同ページは本書を創作を交えた歴史物語と説明し、用語紹介としてrayociの不吉さを示す。印刷本の用語紹介とその民俗資料上の根拠は未照合である。ブログとXの抜粋は一つの出典経路に属し、独立した裏付けが二件あるとは数えない。不吉さの報告は複数の歴史と両立し、その観念の成立年代を定めない。2024年投稿の指差しの禁忌や、虹・星・蝶と和歌に関する説明には、それぞれ別の出典確認が必要である。信仰上の連想だけでは、死に基づく元来の複合語か、後からrayに結び付けた語かを決められない。

田村すず子 1996 記述
文献
アイヌ語沙流方言辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
ray・rayoci・rayociapto項。アイヌ語形態素DBの田村辞典転記。