語源項目

*ura

うら

編纂案 上代日本語 接頭語

接頭的な「うら」(上代日本語*ura)

資料横断で引く うら

単語家族と見出しの単位 1件

接頭的な「うら」 編集

接頭語のうらを含む語を、一つの族としてまとめて示す出典は確認できない。

うら 文証
言語
上代日本語
種別
接辞
品詞
接頭語
佐藤喜代治 1983 前提
接頭語
文献
語彙研究文献語別目録 書籍所収論文/講座日本語の語彙 別巻
立場
前提(明言せずに前提します)
箇所
ページ47、かな見出し「うら」の行の品詞欄

語形0件

語形情報はありません。

語形の状態 文証 再建 編集 説内
主張の等級 定説 通説 提案 推測 疑義

語義0件

語義情報はありません。

諸説 2説/主張3件

ウラ=心説

主張1件

接頭的なうらを「心」の意とみる辞書類の通説。接頭辞の意味だけを述べ、成員の範囲には及ばない。

同定 通説

接頭的な「うら」は「心」の意とされる。

X投稿が通説として言及し、目録が「うらさびしい」の代表表記に「心」を当てる。 通説の初出は特定していない。

常藍守奏 (@cppig1995) 2026-05-23 伝聞
上代日本語の接頭的な「うら」は、「心」の意とされますが
文献
常藍守奏 (@cppig1995)・2026-05-23 X投稿/X (twitter.com)
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
投稿本文(2026-05-23)
佐藤喜代治 1983 前提
心寂
文献
語彙研究文献語別目録 書籍所収論文/講座日本語の語彙 別巻
立場
前提(明言せずに前提します)
箇所
ページ47、かな見出し「うらさびしい」の行の代表表記欄

再帰接頭辞説

主張1件

代替 ウラ=心説に対して

同じ接頭辞を再帰の標識とみる提案。うらがなしとかなしの2語で例示される。

説の射程
説の対象は接頭辞にあり、成員の語すべてに及ぶかどうかを出典が述べない。 族のファイルに置いた説を各語のファイルへ引き継ぐ規則は決まっていない。

同定 提案

接頭的な「うら」は再帰接頭辞である。

単一のX投稿による未査読の提案(2026-05-23)。例示は1語にとどまり、他の語への射程は投稿が示していない。

常藍守奏 (@cppig1995) 2026-05-23 提唱
私はこれが再帰接頭辞だと考えています。
文献
常藍守奏 (@cppig1995)・2026-05-23 X投稿/X (twitter.com)
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
投稿本文(2026-05-23)

その他の主張1件

同定 通説

平安女流文学の複合形容詞を扱う研究が、接頭要素〈うら―〉を〈こころ―〉〈もの―〉〈なま―〉と並べて論じている。

目録に載る論文の題目から得た情報にとどまる。 題目は4種の接頭要素を一括して扱うことを示すが、〈うら―〉の意味も、その研究が含める語彙の範囲も題目からは分からない。

佐藤喜代治 1983 伝聞
「複合形容詞〈うら―〉〈こころ―〉〈もの―〉〈なま―〉の形成―平安女流文学における」
文献
語彙研究文献語別目録 書籍所収論文/講座日本語の語彙 別巻
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
ページ47、かな見出し「うら」(品詞欄「接頭語」)の文献行の文献名欄。著者欄は「松浦照子」、書誌欄は「『山形女子短大紀要』13昭56・3」

単語家族の成員8件

根拠
うら悲し(うらがなし)うら+かなしに切れ、結合部で連濁する。
うらさびしい『語彙研究文献語別目録』ページ47が見出しを立て、代表表記を「心寂」とする。研究文献は松浦照子の1件。
うらむ『語彙研究文献語別目録』ページ47に見出しがあり、代表表記欄は空。研究文献2件(吉沢義則・木之下正俊)。
うらめしい『語彙研究文献語別目録』ページ47、代表表記「怨・恨」。研究文献1件(大野晋)。
うらやましい『語彙研究文献語別目録』ページ47、代表表記「羨」。研究文献2件(柳田国男・大野晋)。
うらぶる・うらぶれる 候補目録にも学研語源辞典にも項目がない。
うら恋し 候補目録にも学研語源辞典にも項目がない。
うらやむ 候補目録の見出しは形容詞「うらやましい」で、動詞形の項を立てない。

用例0件

用例はありません。

書誌 7件/ページ47

採録元: 語彙研究文献語別目録

採録範囲は明治以降昭和57年(1982)までの単行本・雑誌・紀要・講座・全集・論文集(凡例⑶)。 見出しは現代仮名遣いで排列され、歴史的仮名遣い・漢字表記・品詞を適宜添える(凡例⑸)。 『講座日本語の語彙』所収論文は執筆者名と巻数のみで示され、丸数字が巻数にあたる(凡例⑾)。

見出し著者文献名書誌
うら
接頭語
松浦照子「複合形容詞〈うら―〉〈こころ―〉〈もの―〉〈なま―〉の形成―平安女流文学における」『山形女子短大紀要』13昭56・3
うらさびしい
心寂
松浦照子書誌欄が空文献名の欄は丸数字のみで、凡例⑾により『講座日本語の語彙』第9巻所収の論文にあたる。題目と頁は目録に現れない。
うらむ 吉沢義則『源語釈泉』昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店
うらむ 木之下正俊「黄葉片々―動詞〈ウラム〉古活用臆断」『万葉』31昭34・4
うらめしい
怨・恨
大野晋『日本語の年輪』昭41・5新潮文庫
うらやましい
柳田国男『国語の将来』昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2
うらやましい
大野晋『日本語の年輪』昭41・5新潮文庫

ページ47に「うら【浦】」「うら【末】」「うらうら(副詞)」「うらうえ【裏表】」が別の見出しとして並ぶ。接頭語のうらとの関係は目録が述べない。

外部データベース2件

語誌情報ポータル(語誌データベース) 国立国語研究所

語彙素「恨む」の項は語誌DBの見出し索引(2026-08-20取得)にあり、実在する。項目本文の内容は未確認。URLは語誌DBの照会形式に語彙素・読み・品詞を当てはめたもの。うらがなしを立項しないことはuraganasi.yamlに記録がある。

https://goshidb.ninjal.ac.jp/goshidb/word.php?goiso=恨む&reading=ウラム&hinshi=動詞-一般

羨ましい 語源由来辞典

異表記: うらやましい

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