阪倉の語基うつ説
主張1件
関係 に対して
顕現するさまを意味する語基うつから、うた→うたたと同じ方式でうつつが形成されたとみる。
阪倉は、うつつを、顕現するさまを意味する語基うつから形成された語とみる。
「しほほ」の成り立ちを説明する場面で、うたたと並ぶ例として挙げられる。 うつつの側の文証は厚く、ONCOJが24例、CHJが万葉集18例を数える。 語基うつは単独の語彙素としてONCOJに立たず、形容詞utusi・動詞utur/utusの語頭に現れるにとどまる。 語基から二音節を重ねる形成の生産性を示す資料は、この箇所に無い。
阪倉篤義 2011 提唱
頻りであるさまを意味する語基「うた」から「うたた」が形成されたり、顕現するさまを意味する「うつ」から「うつつ」が形成されたりする
- 文献
- 増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第一部3「語源の考え方」の節「「しほ」と「しをる」」、ダンプ頁92