兼ぬの連用形に助詞テが付いて一語化したとみる説
主張3件
ある一点を基準にして他の点にわたって併せる意のかぬ(兼)の連用形かねに助詞てが付き、 連語から副詞へ一語化したとみる。接尾語がねの派生はkanu.yamlのc-gane-nominal-sakakuraで扱う。
阪倉はかぬの連用形を含むかねてが一語化して、以前から・前もっての意の副詞となったとする。
かなしの語源をかぬ(兼)に求める議論の途中で、かぬの意味の広がりを示すために置かれる。 精選版日本国語大辞典は副詞かねてを連語(動詞かねるの連用形+助詞て)が一語化したものとし、 阪倉と同じ道筋を取る。ONCOJも副詞kaneteの関連語に本動詞kaneを挙げる。
阪倉篤義 2011 記述
「かねて」というのは、一語化して、「以前から」とか「前もって」とかの意味の副詞に用いられるようになったし
- 文献
- 増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
- 立場
- 記述(そう書いてあります)
- 箇所
- 第二部5「悲哀と愛情」の節「「かなし」の語源」、ダンプ頁282
精選版日本国語大辞典はかねてを動詞かねる(兼)の連用形に助詞ての付いたものとし、副詞はそれが一語化したものとする。
精選版日国・岩波古語辞典のいずれもかね+ての切れ目を取り、 連語から副詞への一語化を認める。ONCOJも関連語欄でkaneteをkaneに結ぶ。
精選版日本国語大辞典 2006 記述
公開データには引用本文を収録していません。
- 文献
- 精選版日本国語大辞典 辞典
- 立場
- 記述(そう書いてあります)
- 箇所
- かね‐て【予て・兼て】一の頭注
精選版日本国語大辞典 2006 記述
公開データには引用本文を収録していません。
- 文献
- 精選版日本国語大辞典 辞典
- 立場
- 記述(そう書いてあります)
- 箇所
- かね‐て【予て・兼て】二の頭注
岩波古語辞典はかねてを、将来を予定し見込む意のカネ(兼)に助詞テの付いた語とする。
同辞典は語構成欄でカネの語義を将来を予定し見込む意と規定し、副詞と連語の二用法を分けて用例を示す。 読みはOCRの文字列に依るため、原本との照合を終えていない。
引用なし