背のso
主張3件
日琉祖語の再建はこの項目に無い。島袋2007の付録はこの語を扱わず、 マーティンは現代語seの前の形を(*)soとするにとどめる。
マーティンは背のseの前の形を(*)soとし、アクセント類を?1.2とする。 その先の祖形は挙げない。
諸方言のアクセントと文献のアクセント資料をまとめた記述。 先行する形soの星印は丸括弧に入り、文証と再建のどちらでもある形を示す書き方にあたる。 ONCOJはこのsoを語彙素l050086として立てるため、上代語の側では文証形になる。 京都の「背」と「背丈」の類が分かれることを挙げ、語源が別ではないかと問うて 奥村1976bへ送る。
Martin, Samuel Elmo 1987 記述
?1.2 se < (*)so. 'back'. H - 1/0-2(/0[U])-A x-A-x. Km x. Edo sei HL. K: Edo HH/HL. Aomori, Narada, Hiroshima 1. Kt [U] 0 'back', 2 'stature' (unrelated etymologically? cf. Okumura 1976b:220); Ōsaka, Ise 2; Kōchi (Kobayashi) 1; Ib F ← see F = 2.3. Cf. somuku, soru, sosisi, mimi/zese; siri, usiro.
- 文献
- The Japanese Language through Time 書籍
- 立場
- 記述(そう書いてあります)
- 箇所
- 第5章§5.9(p. 521)
マーティンは第5章§5.0で、再建形と推定形に星印を冠して「そのままの形では文証されない」 ことを示すと述べ、複合語の成分は文証されるが複合語全体は文証されない場合に 星印を丸括弧に入れると書く。
第5章の語の表に入る前の、表の読み方を述べる節にある。 この規定に従うと、背の見出しの(*)soは複合語として扱われていることになるが、 soを複合語とみる根拠を背の項は示さない。 規定が背の項に当てはまるかどうかは、どちらの箇所からも読めない。
Martin, Samuel Elmo 1987 記述
the reconstructed or inferred forms are preceded by an asterisk (meaning "unattested as such") and the asterisk is put in parentheses when the components of a compound are attested but the compound as a whole is not.
- 文献
- The Japanese Language through Time 書籍
- 立場
- 記述(そう書いてあります)
- 箇所
- 第5章§5.0(p. 364)
同じ頁の次の見出しは「兄、いとしい男」のseで、マーティンは*zeと*soの2つを いずれも疑問符付きで挙げる。背のseと綴りが重なる。
2つの見出しは同じ頁に上下に並ぶ。兄の項が挙げる2つの形のうち*soは、 背の項の(*)soと綴りが一致する。マーティンはどちらの形を取るかを決めず、 両方に疑問符を付す。ONCOJは兄を語彙素l090126に立て、背のl050086とは別にする。 両者を結ぶ主張はこの項目では立てていない。
Martin, Samuel Elmo 1987 疑問
?1.3a se (?< *ze, cf. e, < ?; ?< *so, cf. aso). 'older brother, beloved male'. x - 1-0-x x-x-x. NS (72c [11:208-M]) L(-H), (Okada) H; NS (T+ 55) H = L(-L); NS (T+ kun) R ?= H (or really R = LH?).
- 文献
- The Japanese Language through Time 書籍
- 立場
- 疑問(別の説に疑いを置きます)
- 箇所
- 第5章§5.9(p. 521)
National Institute for Japanese Language and Linguistics 2021 記述
se / noun / boy; dear, beloved
- 文献
- Oxford-NINJAL Corpus of Old Japanese データセット
- 立場
- 記述(そう書いてあります)
- 箇所
- lexicon.xml語彙素l090126