語源項目

sode

そで・袖

文証 日本語 名詞
資料横断で引く そで

対象の単位 4件

そで 袖 文証
言語
日本語
種別
語
品詞
名詞

ネットワークで見る

于 拙 2026-08-20 記述
文献
日本語通時連語コーパス(DCCJ) データセット
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
dccj:lexeme/2116
〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 記述
文献
〈目からウロコ〉の日本語「語源」辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
gogen-1052「袖にする」、項2−2−10、p. 470
阪倉篤義 2011 提唱
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
第一部3「語源の考え方」、「しほ」と「しをる」の節。袖をしぼるの説明
精選版日本国語大辞典 2006 記述
文献
精選版日本国語大辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
コトバンク「袖」そ‐での項、2026-09-06閲覧
そで 袖 文証
言語
上代日本語
種別
語
品詞
名詞

ネットワークで見る

National Institute for Japanese Language and Linguistics 2021 記述
文献
Oxford-NINJAL Corpus of Old Japanese データセット
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
lexicon.xml語彙素l052043、oncoj-lexicon.jsonlの集計
*sodaj 説内
言語
日琉祖語
種別
語源形
品詞
名詞

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*soodai 説内
言語
日琉祖語
種別
語源形
品詞
名詞

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語形6件

文証形・編集形4件

ソテ 声点 HHV 池田証寿ほか 文証

観智院本類聚名義抄の翻刻データは袖の和訓をソテ(HHV)、正規化した読みをそでとする。 声点欄にはデータベースの記号列をそのまま保持する。写本画像による加点の再判読は未了である。

池田証寿ほか 2025 記述
文献
KRM: Database of the Kanchi-in Manuscript of the Ruiju Myōgishō データセット
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
krm-wakun:22585、袖の和訓F18879_02
sode 類別語彙の類 2.1 Martin, Samuel Elmo日琉語類別語彙の類・系列の組 1A 五十嵐陽介現代東京のアクセント型 0 Thomas Pellard 文証
Martin, Samuel Elmo 1987 記述
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
p. 529、sodeの項
五十嵐陽介 2016; v2-u1 2026-04-14 記述
文献
日琉語類別語彙 データセット/日琉言宝
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
lexemes.csv id=72371
Thomas Pellard 2026-08-17; version 1 記述
文献
Japanese has effectively only two accent patterns: A quantitative and information-theoretic approach to lexical predictability プレプリント/SocArXiv
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
scajk:21364
swote 文証

古事記歌謡97の蘇弖に対するONCOJの読み。

National Institute for Japanese Language and Linguistics 2021 記述
文献
Oxford-NINJAL Corpus of Old Japanese データセット
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
KK.97、語彙素l052043
swode 文証

万葉集15.3625の蘇弖、15.3725の蘇低、17.3978の蘇泥などに対するONCOJの読み。

National Institute for Japanese Language and Linguistics 2021 記述
文献
Oxford-NINJAL Corpus of Old Japanese データセット
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
MYS.15.3625、MYS.15.3725、MYS.17.3978

Jarosz(2024)の体系1件

sodaj Jarosz(2024)の体系 再建
Jarosz, Aleksandra 2024-08-31 提唱
文献
“Naturalness” and “Systemicity” of the Ryukyuan Raising of Non-Front Mid-Vowels 論文/音声研究
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
p. 75、表1のsleeve行

服部四郎の体系1件

soodai 服部四郎の体系 再建

服部の再建としてMartinが報告する形。服部の原論文は未照合である。

Martin, Samuel Elmo 1987 伝聞
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
p. 253、長母音ooの再建についての段落
語形の状態 文証 再建 編集 説内
主張の等級 定説 通説 提案 推測 疑義

再建体系2件

服部四郎の体系 日琉語族内部の比較 個別説

上代日本語で中高母音の上昇を起こさなかったオ甲・エ甲に、日琉祖語の長母音*oo・*eeを立てる。*üを含む語形も再建する。

日本語版Wikipedia執筆者 revision 110111359; 2026-06-30 未記入
服部四郎とそれに続いた早田輝洋の二人は、上代日本語でMVRをしなかった両母音に日琉祖語の *oo/*ee という二つの長母音を再構することでこれを説明しようとした
文献
日琉祖語 ウェブ資料/Wikipedia日本語版
立場
未記入(stanceの欄がありません)
箇所
「長母音」節・「服部四郎」節
Jarosz(2024)の体系 日琉語族内部の比較 個別説

上代西部日本語の非前舌中段母音と琉球諸語の対応を検討する。袖の祖形を*sodajとし、語形ごとの比較再建と中段母音の上昇を扱う。

Jarosz, Aleksandra 2024-08-31 未記入
文献
“Naturalness” and “Systemicity” of the Ryukyuan Raising of Non-Front Mid-Vowels 論文/音声研究
立場
未記入(stanceの欄がありません)
箇所
p. 75、表1。p. 77、§1.3

語義1件

衣服の腕を覆う部分。

精選版日本国語大辞典 2006 記述
文献
精選版日本国語大辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
そ‐で【袖】、語義①

諸説 5説/主張12件

衣と手による形成説

主張5件

衣と手に分ける伝統説にはソの甲乙差が残る。麻から衣への意味変化を想定する馬淵の案がある。 漆原は清音字の例を古いソテの証拠とする。清音字による濁音表記の可能性もあり、濁音化の時期は確定しない。

切れ目 通説

衣を表すソと手を表すテを構成要素とする衣手説がある。

精選版日本国語大辞典が語源説として挙げ、漆原も採る。構成要素の同定と清濁が変わった年代は別の主張である。

精選版日本国語大辞典 2006 伝聞
文献
精選版日本国語大辞典 辞典
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
そ‐で【袖】、補注
漆原直道 1975-12 提唱
文献
「ソデ」考 ――万葉集における「テ」の仮名の清濁をめぐって―― 論文/高知大國文
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
p. 14、衣手説についての段落
音韻対応 通説

精選版日本国語大辞典は衣のソが乙類、袖のソが甲類であることから衣手説を疑問とする。

連濁によるtからdへの変化だけでは初頭音節の甲乙差を説明できない。 甲類の衣を別に仮定する説については、その語の文証と意味変化の裏付けが要る。 この反論だけから衣服に関わるあらゆる形成説を排除することはできない。

精選版日本国語大辞典 2006 疑問
文献
精選版日本国語大辞典 辞典
立場
疑問(別の説に疑いを置きます)
箇所
そ‐で【袖】、補注
同定 推測

漆原が引く馬淵和夫の説明は、麻のソ甲類から衣を表すソ甲類も存在した可能性を考える。

漆原p. 14の引用を介して確認した説であり、馬淵の原本は未照合である。 引用文は「あったかも知れず」と可能性を述べる。衣を意味するソ甲類の直接の用例はこの箇所に示されない。

漆原直道 1975-12 伝聞
文献
「ソデ」考 ――万葉集における「テ」の仮名の清濁をめぐって―― 論文/高知大國文
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
p. 14、馬淵和夫『上代のことば』p. 118の引用
sound-change 提案

漆原はソテを古い発音とし、語の熟合に伴ってソデへ濁音化したと考える。

p. 13の24例の表とp. 14の作者・巻別分布を根拠とする。字形は校訂せず、字音仮名の音価も既定として扱うと明記する。 衣手という語構成が発音史の前提に入り、発音しやすさと熟合による説明には独立の検証が要る。 p. 15は清音仮名の箇所をソテと読むよう提案するが、ONCOJは万葉集15.3625の蘇弖もswodeと読む。 清濁の分布表と実際の発音変化の年代を同一視しない。

漆原直道 1975-12 提唱
文献
「ソデ」考 ――万葉集における「テ」の仮名の清濁をめぐって―― 論文/高知大國文
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
pp. 13–15、ソデの表とその解釈
表記 通説

Martinは、袖などの第二音節が通常は清音を表す仮名でも書かれることを清濁表記の問題として扱う。

p. 112は提の東国歌での両用と、弖がswodeなどの第二音節を書く例を挙げる。 マデの節で、清音・濁音の字形が共存することから発音も二つあったとする推論の前提を問題にする。 漆原への直接の反駁としては扱わず、清音字の証拠価値を検討する別の説明として置く。

Martin, Samuel Elmo 1987 記述
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
p. 112、第2章§4.6

Martinの布・手説

主張1件

麻・布のswoと手を用いる案。原文の疑問符を保ち、確立した形成とはしない。

切れ目 推測

Martinはsodeの項で、布と手に分ける分析を疑問符付きで提示する。

p. 529の二つの分析の一つで、原文は疑問符を付す。同頁のso < swoの項は麻・布の意味を持つ。 p. 36でも麻のswoと袖・衣の関係に触れるが、想定する縮約に問題があることを述べる。 ソ乙類の衣をそのまま用いる説と、麻・布のswoを用いる説の前提を分ける必要がある。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
cloth hand
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
p. 529、sodeの項の第一案。関連記述p. 36

Martinの添える・手説

主張1件

第一要素を添える意味に取る別案。布・手説と選択する根拠は見出しに示されない。

切れ目 推測

Martinはsodeの項で、添える意味の要素と手に分ける別案を疑問符付きで提示する。

p. 529の第二案にも疑問符が付く。第一案とは第一要素の同定が異なり、この見出しの記述だけでは二案を選べない。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
append hand
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
p. 529、sodeの項の第二案

外手説

主張1件

百科事典が伝える説明であり、音韻史と文証の裏付けを欠く。

切れ目 推測

日本大百科全書の石山彰執筆項目は、衣手説とともに外手という説明も伝える。

この項目は外の語形、音変化、古い文証を示さない。伝えられた案として保留する。

石山彰 伝聞
文献
袖 辞典/日本大百科全書(ニッポニカ)
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
袖、冒頭の名称説明

日琉比較による再建

主張2件

Martinが伝える服部の*soodaiとJaroszの*sodajを出典別に記録する。 日琉語族内の対応は語の継承を支持するが、語構成の各説の選択までは決めない。

再建 服部四郎の体系 提案

Martinは服部の祖形として、ソ甲類に長母音ooを対応させる*soodaiを挙げる。

Martinの報告を確認したもので、服部の原論文は未照合である。 p. 253の段落は長母音再建を扱い、アクセントから独立した説明としてこの語を例示する。 Jaroszの*sodajと表記を統一せず、長さを含む別の再建として保つ。

Martin, Samuel Elmo 1987 伝聞
*soodai
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
p. 253、長母音ooについての段落
再建 Jarosz(2024)の体系 提案

Jaroszは日琉祖語*sodajを立て、上代日本語sodeと琉球諸語の対応形を並べる。

表1に明記された著者の再建である。p. 77は別記しない再建を著者自身によるものとする。 比較される語の継承を支持する資料であり、語を衣+手などに分割する根拠は表1に示されない。 対応形は名瀬(奄美)ɕudɨ、瀬底suri、平良(宮古)sudi、鳩間sudiである。 表の転写を保持する。各方言辞書の原項目との照合は未了である。

Jarosz, Aleksandra 2024-08-31 提唱
文献
“Naturalness” and “Systemicity” of the Ryukyuan Raising of Non-Front Mid-Vowels 論文/音声研究
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
p. 75、表1のsleeve行。再建の帰属はp. 77、§1.3

その他の主張2件

継承・形変化 通説

現代語のそでは、上代のswode・swoteに続く語である。

精選版日本国語大辞典が現代見出しの初出として古事記を挙げる。上代の読み分けはONCOJに拠る。

精選版日本国語大辞典 2006 記述
文献
精選版日本国語大辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
そ‐で【袖】、初出の実例
National Institute for Japanese Language and Linguistics 2021 記述
文献
Oxford-NINJAL Corpus of Old Japanese データセット
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
語彙素l052043、KK.97
attestation 通説

ONCOJは古事記歌謡97の蘇弖をswote、万葉集15.3625の蘇弖をswodeと読む。

同じ蘇弖に異なる清濁の読みが与えられる。転写のt/dをそのまま原文の書き分けとみなすことはできない。

National Institute for Japanese Language and Linguistics 2021 記述
文献
Oxford-NINJAL Corpus of Old Japanese データセット
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
各歌の語彙素l052043の出現、oncoj-occurrences.jsonl

用例4件

資料
oncoj-2021
箇所
KK.97(古事記歌謡97)
表記
蘇弖
転写
swote
注
古事記の成立は712年。歌そのものの成立年と現存写本の書写年は、この年と同一には扱わない。
資料
oncoj-2021
箇所
MYS.15.3625(万葉集巻15・3625)
表記
蘇弖
転写
swode
注
ONCOJはswodeと読む。漆原p. 13の表はこの歌を清音表記の列に置く。
資料
oncoj-2021
箇所
MYS.15.3725(万葉集巻15・3725)
表記
蘇低
転写
swode
資料
oncoj-2021
箇所
MYS.17.3978(万葉集巻17・3978)
表記
蘇泥
転写
swode

書誌 1件/p. 207、そで【袖】

採録元: 語彙研究文献語別目録

刊行月を昭50・10とする点は高知大学リポジトリの1975年12月と異なる。

見出し著者文献名書誌注
そで
袖
漆原直道「〈ソデ〉考―万葉集における〈テ〉の仮名の清濁をめぐって」『高知大国文』6、昭50・10リポジトリの書誌は『高知大國文』6、1975年12月、pp. 12–20とする。

外部データベース2件

oncoj

swode・swote。127例・125首。

https://oncoj.ninjal.ac.jp/

日本語通時連語コーパス(DCCJ) 于 拙

そで【袖】。中古・中世の語彙素。