歯のpa
主張3件
公開された再建は島袋の*pa:とマーティンの*paで、長さの標示のほかは一致する。 1音節の同音語が多く、両者ともアクセント類で分ける。
再建 提案
島袋は日琉祖語*pa:「歯」を立て、上代日本語paに至る系列に置く。名義抄のアクセント類は1.3とする。
日本語諸方言と琉球諸語のアクセントの対応から導いた再建。葉のpaに与える*pa:と綴りは同じで、 分かれるのはアクセント類と調子の記号だけである。
Shimabukuro, Moriyo 2007 提唱
tooth (1.3) PJ *pa:⌉, PMJ *pa⌈: [ha⌉, ha:⌉, _ha, ⌈fa]: WOJ pa, MJ ha, PR *_pʰa:, PA *ha:⌉ [ha, _ha:, ha:⌉], PO *pʰa: [_pʰa:, _ha:, ha:], PM *_pa:⌉ [ha:⌉, pa⌉:, pa:⌉], PY *_pa:⌉ [_pa:, pa⌉:, pa:], Y _ha:
- 文献
- The Accentual History of the Japanese and Ryukyuan Languages: A Reconstruction 書籍/Languages of Asia 2
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 付録(p. 372)
再建 提案
マーティンは歯のhaをfaを経て*paに遡らせ、アクセント類を1.3bとする。
疑問符を伴わない断定の書き方にあたる。
Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
1.3b ha < fa < *pa. 'tooth'. R - 1-2-B B-B-B. Km x. Edo F = HL. Aomori, Narada, Hattō, Hamada, Matsue, Izumo, Okayama, Hiroshima, Yamaguchi 1. Kōchi (Doi 1952:21), Ōsaka, Ise 2; Ib H1 = 1.2. Hateruma pan (see Ch. 1, §52).
- 文献
- The Japanese Language through Time 書籍
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第5章§5.9(p. 394)
同定 提案
マーティンは同じ頁で、母・赤・瓶・端・羽・葉・場・歯の8語のいずれにも祖形*paを与え、 アクセント類だけで分ける。これらを同じ語とみるかどうかは述べない。
1つの頁に8つの見出しが並び、いずれも同じ綴りの祖形を持つ。分けているのはアクセント類だけで、 相互の関係を述べる記述は無い。ONCOJもこれらを別の語彙素に立て、関係欄を持たない。 島袋も歯を1.3、葉を1.2として、語形ではなくアクセント類で分ける。
Martin, Samuel Elmo 1987 記述
1.3a [ha] < fa < *pa. 'place': see ba, niwa.
- 文献
- The Japanese Language through Time 書籍
- 立場
- 記述(そう書いてあります)
- 箇所
- 第5章§5.9(p. 394)