咲く・盛えるとの同源説
主張2件
さかを単独で毛冠を指す語とし、咲く・盛えると関係づけて、 華やかに目立つものの名とする。
同定 定説
阪倉篤義はとさかのさかを、それ自身で毛冠を意味する語とする。
和名類聚抄の古活字版翻刻が冠の訓に佐加を記す。観智院本名義抄にも冠・毛冠の和訓サカがあり、精選版日国が独立の見出しを立てる。独立した語の存在を支える証拠である。咲くとの同源関係の証拠とは分けて評価する。
阪倉篤義 2011 記述
元来、「とさか」の「と」は、鳥屋・鳥狩などの語があるように、鳥の意で、「さか」は、それ自身でも毛冠を意味する語であった。
- 文献
- 増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
- 立場
- 記述(そう書いてあります)
- 箇所
- 第一部2「語源の解釈と類推」の節「合理的関係づけ」、ダンプ頁53
池田証寿ほか 2025 支持
サカ(LL)/ー(毛)/冠
- 文献
- KRM: Database of the Kanchi-in Manuscript of the Ruiju Myōgishō データセット
- 立場
- 支持(別の説を支持します)
- 箇所
- 和訓krm-wakun:29752
精選版日本国語大辞典 2006 支持
公開データには引用本文を収録していません。
- 文献
- 精選版日本国語大辞典 辞典
- 立場
- 支持(別の説を支持します)
- 箇所
- と‐さか【鶏冠】語義①末尾の異称
国立国語研究所 2017-11-09 支持
冠訓佐加
- 文献
- 二十巻本和名類聚抄[古活字版] データセット
- 立場
- 支持(別の説を支持します)
- 箇所
- 巻18、羽族体第232、12丁表3行目「冠」
同源候補 推測
阪倉篤義はさかを咲く・盛えると関係のある語とみて、華やかに目立つところからの名とする。
阪倉自身が「おそらく…であったろう」と述べる。さか・さく・さかゆを結ぶ語形成の手続き、年代、アクセント対応はこの箇所では示されない。目立つという意味の近さから、同源関係を確定することはできない。
阪倉篤義 2011 提唱
おそらく、「咲く」「盛える」などと関係のある語で、華やかに目立つところからの名であったろう。
- 文献
- 増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第一部2「語源の解釈と類推」の節「合理的関係づけ」、ダンプ頁53