押すのos-
主張1件
上代語の押す動作を担う中心の動詞。マーティンは*osa-(アクセント類A)に遡らせ、 アンガーの*oso-を注記で報告した上で退ける。
再建 提案
マーティンは押すのosuを*osa-に遡らせ、アクセント類をAとする。語義は「push; infer; recommend」とする。 同じ見出しの注記でアンガーの*oso-を報告し、osou・osoreru・oso-butuの各根拠に 別の説明を与えて*osa-を保つ。
疑問符を伴わない再建。日本書紀の声点資料を2箇所と訓の複合5例を挙げる。 注記が報告するアンガーの*oso-は、マーティン自身が3つの根拠に別の説明を添えて退ける形で、 アンガーの原典はこの項目では未見にあたる。島袋2007は本文の文字層をpushで検索して 動詞osuの再建が無く、この語のアクセント史の再建は公刊の範囲でこの1件にあたる。
Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
A osu < *osa-. 'push; infer; recommend'. A - A-A-A x-A-A. NS (83a, 105b) A. ... Km (W) A. Edo A. Ib A. Nk husun A; Sr qus- A. Cf. hesu. [] osi x - A-A-A x-x-x. Note: Unger has *oso- because of osou (but this can be explained as truncated V + op- ), osoreru (but a different etymology seems better), and oso-butu 'push and move' (perhaps the second vowel assimilated to the first vowel and/or to the following labial).
- 文献
- The Japanese Language through Time 書籍
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第6章§6.6(p. 743)