尹の東部上代朝鮮語借用説
主張8件
東部上代朝鮮語の*r>*nを経た*sinɔ-kɔnɔmɛ「東の雲」が上代日本語へ借用され、 地域的な「夜明けの景色」から「夜明け」へ意味を広げたとする仮説である。
尹は東部上代朝鮮語に*sinɔ-kɔnɔmɛ「東の雲」を再建する。
各構成要素の東部形と複合語全体が未文証の再建形である。
Huisu Yun 2023-11-10 提唱
the hypothetical *sinɔ-kɔnɔmɛ “east-cloud”
- 文献
- Eastern clouds and nutacism ウェブ資料/The Bay of Marifu
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第2段落
尹は東部上代朝鮮語で*r>*nが生じ、*sɛrV「東」から*sinɔ、*kɔrɔmɛ「雲」から*kɔnɔmɛが生じたと提案する。
*sinɔと他方言の*rを含む形を結びつけ、同じ変化を「雲」の未文証形へ適用する ブログ上の方言仮説である。
Huisu Yun 2023-11-10 提唱
posit a (likely unconditional) change *r > *n
- 文献
- Eastern clouds and nutacism ウェブ資料/The Bay of Marifu
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第2段落
尹は東部上代朝鮮語に*sinɔ-kɔnɔmɛ「東の雲」という複合語を再建する。
2つの構成要素と複合語はいずれも尹2023の再建である。「雲」の東部形を直接示す 同時代資料は記事に挙げられない。
Huisu Yun 2023-11-10 提唱
the hypothetical *sinɔ-kɔnɔmɛ “east-cloud”
- 文献
- Eastern clouds and nutacism ウェブ資料/The Bay of Marifu
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第2段落
尹は上代日本語sinônömëを東部上代朝鮮語*sinɔ-kɔnɔmɛからの借用語と提案する。
借用元の複合語、*kの弱化を含む受容経路、日本語側の語としての読解が いずれも仮説である。
Huisu Yun 2023-11-10 提唱
could have been borrowed into Old Japanese sinônömë
- 文献
- Eastern clouds and nutacism ウェブ資料/The Bay of Marifu
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第2段落
尹は『万葉集』11・2478と11・2754の表記をsinônömëと読む可能性を挙げる一方、sinô nö më「篠の芽」という読解も残す。
記事は両読を明示し、語としてのsinônömëが本文にあるか不明とする。 ここでは用例を確定せず、読解候補として記録する。
Huisu Yun 2023-11-10 疑問
It is not clear whether the poems actually contain the word sinônömë
- 文献
- Eastern clouds and nutacism ウェブ資料/The Bay of Marifu
- 立場
- 疑問(別の説に疑いを置きます)
- 箇所
- 第5段落
吉村誠 2019 記述
しののめの
- 文献
- 万葉集テキストデータ データセット
- 立場
- 記述(そう書いてあります)
- 箇所
- 11/2478・11/2754、仮名欄
尹は2首が潤井川と富士山西麓を扱うこと、朝鮮半島系移民が東国へ移されたことを、借用語が地域的に使われた可能性の背景に挙げる。
地理的な一致と移住史から語の使用者を推定する分析である。個々の歌の作者や 語の伝播を直接示す資料は記事に挙げられない。
Huisu Yun 2023-11-10 提唱
might have been of Korean descent as well
- 文献
- Eastern clouds and nutacism ウェブ資料/The Bay of Marifu
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第5段落
尹は借用時の「東の雲」が「夜明けの景色」を指し、現在の「夜明け」へ意味変化したと推定する。
提案された借用語義と現代語義をつなぐ意味史であり、中間段階の文証は示されない。
Huisu Yun 2023-11-10 提唱
semantic shift from its supposed original meaning of “scenery at dawn”
- 文献
- Eastern clouds and nutacism ウェブ資料/The Bay of Marifu
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第5段落
尹2023の仮説では上代日本語sinônömëが現代日本語shinonome「東雲」へ継承され、その間に語義が「夜明け」へ移った。
上代の2首には「篠の芽」という競合する読解があり、中間段階の文証も示されない。
Huisu Yun 2023-11-10 提唱
Japanese 東雲 shinonome “daybreak”
- 文献
- Eastern clouds and nutacism ウェブ資料/The Bay of Marifu
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第1段落・第5段落