as-a〜us-u〜ös-öの母音交替説
主張1件
薄・浅・おそを、語基の子音を共有し母音だけが異なる一群とみる。
母音交代 提案
阪倉は、as-aに対するus-u(薄)およびös-ö(にぶいこと、愚鈍なこと)の関係も同様の母音交替とみる。
本書自身が「考えられそうである」と留保を付す。根拠として挙げるのは、色の薄さを 「色が浅い」とも言う語法と、近畿の方言が愚鈍を「うすい」と言うことの2点で、 母音交替の条件は示されない。 上代の韻文の側では、usu(l004143、7例)・asa(l007235、30例)・oso(l004092、6例)が それぞれ別の語彙素として立ち、ONCOJは互いを関係欄で結ばない。 ONCOJの翻字はosoで、阪倉が乙類の印を付して書くös-öにあたる。 浅・おその単位はasa-shallowの項目にある。 精選版日本国語大辞典は浅いの語誌で「深い」の対義語としての位置を述べ、②④の用法が 「薄い」の類義であることを記すにとどまり、両語を語源で結ばない。
阪倉篤義 2011 提唱
相似たことは、先に問題にした、as-aに対するus-u(薄)の関係(色の薄いことを、「色が浅い」とも言う)、さらにはös-ö(にぶいこと、愚鈍なこと。バカなことを、「うすい」という方言が近畿にある)との関係、においても考えられそうである。
- 文献
- 増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第一部3「語源の考え方」の節「「春」と「開く」」、ダンプ頁123
精選版日本国語大辞典 2006 記述
公開データには引用本文を収録していません。
- 文献
- 精選版日本国語大辞典 辞典
- 立場
- 記述(そう書いてあります)
- 箇所
- 「あさ・い【浅】」語誌