尹2025のいとなし形成説
主張4件
*itoma「暇」と*na-「無い」から*itonasi-を導き、追加の母音脱落によって日本語itona-を説明する。
尹は日本語itona-と琉球祖語*itonasi-に対応する形成として*itonasi-を立てる。
尹2025が第3音節の母音脱落を形容詞活用へ適用して示す再建である。琉球祖語形は 『おもろさうし』巻5の「いちよなしや」によって支える。
尹熙洙 2025-07 提唱
*itoma「暇」+ *na-「無い(ク活用相当)」= *itonasi-「忙しい(シク活用相当)」
- 文献
- 日琉祖語の子音連結 論文/国立国語研究所論集29
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- §2.2、例(7)(p. 193)
尹は*itonasi-を*itoma「暇」と*na-「無い」の形成として分析する。
尹2025が形容詞活用の内的再建から示す語形成である。
尹熙洙 2025-07 提唱
*itoma「暇」+ *na-「無い(ク活用相当)」= *itonasi-「忙しい(シク活用相当)」
- 文献
- 日琉祖語の子音連結 論文/国立国語研究所論集29
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- §2.2、例(7)(p. 193)
尹は語の第3音節における母音脱落から*itonasi-を導き、第5音節の母音脱落の有無によって 日本語itona-と琉球祖語*itonasi-の活用差を説明する。
尹2025は4音節語幹で第3音節と第5音節の母音がともに脱落しうるとする。母音脱落の 条件は完全には把握されていないと同論文が明記する。
尹熙洙 2025-07 提唱
日本語itona-と、シク活用相当の琉球祖語*itonasi-の違いは、第5音節の母音脱落の有無によって説明できる
- 文献
- 日琉祖語の子音連結 論文/国立国語研究所論集29
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- §2.2、注4(p. 193)
尹2026は、日本語で前部語幹内と活用語尾に母音脱落が生じ、琉球祖語では複合語全体で 1回だけ母音脱落が生じたと分析する。琉球祖語側では後部要素*na-「無し」の強勢が 消滅したとする。
活用差を脱落回数と強勢保持の分岐に結びつける分析である。尹2026は先日琉祖語の 強勢体系と母音脱落の具体的条件を探索的な仮説と位置づける。
尹熙洙 2026 提唱
- 文献
- 日琉諸語の一員としての宮古語音韻史 学位論文
- 立場
- 提唱(その出典が言い出します)
- 箇所
- 第6章導入(p. 97); §6.1(p. 104)