再建 ○○○ 推測
名詞*sirosiと上代語幹sirusの対応から、動詞語基*siros-を条件付きで推定する。
*oはFrellesvig・Whitmanの名詞再建に、s末尾の語幹はONCOJのsirusに依る編集上の推定である。
名詞・動詞の母音が祖語段階でも一致し、名詞化の関係が遡ることを仮定する。
動詞の琉球諸語の対応形は未照合である。著者が*siros-を独立に再建したという帰属は置かない。
語形成 ○○○ 推測
名詞*sirosiを動詞語基*siros-に名詞化要素*-iが付いた形と分析する仮説を置く。
上代sirusからsirusiを作る連用形名詞化を、名詞の*o再建に接続した編集上の仮説である。
阪倉はsakar-i・yom-iのiを「こと」「もの」を意味する接尾語とし、神にもkamu+iの分析を示す。
阪倉の当該節に*siros-iの分析はない。「もの」という意味をこの語の*-iにも与える点は、その説の適用候補である。
kamu+i・po+iでは母音連続の説明も要る。*siros-iの子音語幹への接尾と、各語の*iの同一性は別に検証する。
FWの*siro(-)siはsの前の境界を問題にする。*siros-iはsの後の境界を置くため、両者は*[[siro-s]-i]のように両立し得る。
この分節だけではFWが検討する*o直後の境界を説明しない。*siros-の語根としての不可分性も確定しない。
精選版日本国語大辞典 2006 支持
- 文献
- 精選版日本国語大辞典 辞典
- 立場
- 支持(別の説を支持します)
- 箇所
- しるし【印・標・験】の語源注
National Institute for Japanese Language and Linguistics 2021 支持
- 文献
- Oxford-NINJAL Corpus of Old Japanese データセット
- 立場
- 支持(別の説を支持します)
- 箇所
- lexicon.xmlのl030915-main/l030915a・b
Frellesvig, Bjarke 2008 支持
- 文献
- Evidence for Seven Vowels in Proto-Japanese 書籍所収論文/Proto-Japanese: Issues and Prospects
- 立場
- 支持(別の説を支持します)
- 箇所
- 刊本p.24、表19と直後の段落
阪倉篤義 2011 支持
- 文献
- 増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
- 立場
- 支持(別の説を支持します)
- 箇所
- 第一部3「名詞化するi」、ダンプ頁111–112;増補「カミの成立」、ダンプ頁445