語源項目

wata

わた・腸

文証 上代日本語 名詞 Frellesvig-Whitman転写

腸(上代日本語wata)

資料横断で引く わた

単語家族と見出しの単位 2件

*bata「腸」わた source
わた 腸 文証
言語
上代日本語
種別
語
品詞
名詞

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National Institute for Japanese Language and Linguistics 2021 記述
wata / noun / intestine
文献
Oxford-NINJAL Corpus of Old Japanese データセット
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
lexicon.xml語彙素l080006
*bata 説内
言語
日琉祖語
種別
語根
品詞
語根

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語形0件

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語形の状態 文証 再建 編集 説内
主張の等級 定説 通説 提案 推測 疑義

語義1件

腸。

National Institute for Japanese Language and Linguistics 2021 記述
intestine
文献
Oxford-NINJAL Corpus of Old Japanese データセット
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
lexicon.xml語彙素l080006の語義1

諸説 1説/主張3件

腸のwata

主張3件

公開された再建はマーティンの*bataのみで、島袋2007の付録はこの語を扱わない。 同じ頁の海と綿のwataも同じ*bataに遡り、綿とはアクセント類も一致する。

再建 提案

マーティンは腸のwataを*bataに遡らせ、アクセント類を2.3とする。

疑問符を伴わない1段の再建。語頭の*bは第5章§5.2の表記の取り決めによるもので、 その取り決めはresearch/entries/yama-mountain.yamlのc-martin-bd-notationが持つ。 腸の項自身はこれを引かない。 与那国のbata「腹」と恩納のwaataaを項が挙げる。 この語は島袋2007の付録に無く、日琉祖語の再建はマーティンの1件のみである。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
2.3 wata < *bata. 'intestines, guts'. LL - 2-2-B B-B-B. Sz 2. Ib F = 2.3. Onna waataa B; Yn bata B 'belly'.
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
第5章§5.9(p. 569)
同定 通説

マーティンは同じ頁に語形wataの見出しを3つ並べ、いずれも*bataに遡らせる。 海(?2.1)・綿(2.3)・腸(2.3)である。綿と腸はアクセント類も一致する。

3つは連続して並ぶ。綿と腸は祖形の綴りもアクセント類も同じで、語義だけで分かれる。 腹と原(research/entries/para-belly.yaml)と同じ形にあたる。 海の項はcf.にwatariを挙げ、八重山(竹富・鳩間)のbata「湾、海」を引く。 ONCOJの語彙にwataという語形の項目も3つで、語義の分かれ方が一致する。

Martin, Samuel Elmo 1987 記述
?2.1 wata < *bata. 'sea'. HH-… - 0/2-x-x x-x-x. Km (W) HH-/LH-/LL-… . Yaeyama (Taketomi, Hatoma) bata 'bay, sea'. Cf. watari. ("Modern also wada.") / 2.3 wata < *bata. 'cotton'. LL - 2-2-B B-B-B. Km x. Ib F = 2.3.
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第5章§5.9(p. 569)
同定 提案

マーティンは腹のharaの項の末尾でwataを比較対象に挙げ、腸の項では与那国のbataに 「belly」の語義を与える。

2つの項が互いを指す。腹の項はcf.にharamuとwataを並べるにとどまり、 腸の項は与那国のbataを「belly」と訳す。語義の重なりを述べる記述は どちらの項にも無く、切り方も派生の向きも示されない。

Martin, Samuel Elmo 1987 記述
2.3 hara < fara < *para. 'belly'. … Cf. haramu; wata.
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第5章§5.9(p. 399)

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