語源項目

tosaka

とさか・鶏冠

文証 日本語 名詞 訓令式(ハ行はFで写す)転写
資料横断で引く とさかとかさと

対象の単位 3件

とさか 鶏冠 文証
言語
日本語
種別
語
品詞
名詞

ネットワークで見る

池田証寿ほか 2025 記述
トサカ(HH_)
文献
KRM: Database of the Kanchi-in Manuscript of the Ruiju Myōgishō データセット
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
和訓表F20673_04、字頭「𠖌/冠」(krm-wakun:24483、原本所在K07054741)
精選版日本国語大辞典 2006 記述
文献
精選版日本国語大辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
と‐さか【鶏冠】の語釈と〔色葉字類抄(一一七七‐八一)〕の出典
とかさ 文証
言語
日本語
種別
語
品詞
名詞

ネットワークで見る

芥川龍之介 1924-09 記述
トカサ
文献
長江游記 書籍
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
一「蕪湖」
国立国語研究所 1965-03 記述
トカサ/トッカサ
文献
共通語化の過程:北海道における親子三代のことば 書籍
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
p.154、付録1美唄市・橋本家、項目230、3世欄
と 鳥 文証
言語
日本語(時代を特定しない)
種別
形態素
品詞
名詞

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National Institute for Japanese Language and Linguistics 2021 記述
tori, to / noun / bird
文献
Oxford-NINJAL Corpus of Old Japanese データセット
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
lexicon.xml語彙素l050970

語形2件

tosaka 声点 HH_ 池田証寿ほか 文証
池田証寿ほか 2025 記述
トサカ(HH_)
文献
KRM: Database of the Kanchi-in Manuscript of the Ruiju Myōgishō データセット
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
krm-wakun:24483、K07054741
tokasa 文証
芥川龍之介 1924-09 記述
トカサ
文献
長江游記 書籍
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
一「蕪湖」
国立国語研究所 1965-03 記述
トカサ/トッカサ
文献
共通語化の過程:北海道における親子三代のことば 書籍
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
p.154、付録1美唄市・橋本家、項目230、3世欄
語形の状態 文証 再建 編集 説内
主張の等級 定説 通説 提案 推測 疑義

語義1件

鶏の頭上にある肉質の扁平な突起。

精選版日本国語大辞典 2006 記述

公開データには引用本文を収録していません。

文献
精選版日本国語大辞典 辞典
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
と‐さか【鶏冠】①

諸説 2説/主張3件

と(鳥)+さか(毛冠)説

主張1件

とさかを鳥の意のとと、冠を指す独立した語さかからなる語とみる。

語形成 通説

阪倉篤義はとさかを、鳥屋・鳥狩と同じ鳥の意のとと、独立して冠を指すさかの複合とみる。

鳥のtoはONCOJの鳥狩・鳥座に確認でき、さかは和名類聚抄の「冠訓佐加」と名義抄の独立した訓に支えられる。精選版日国はとりさかも挙げる。ただし、この対応だけでは複合語とりさかからの短縮と、複合要素toによる形成を選別できない。

阪倉篤義 2011 記述
元来、「とさか」の「と」は、鳥屋・鳥狩などの語があるように、鳥の意で、「さか」は、それ自身でも毛冠を意味する語であった。
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第一部2「語源の解釈と類推」の節「合理的関係づけ」、ダンプ頁53
精選版日本国語大辞典 2006 支持

公開データには引用本文を収録していません。

文献
精選版日本国語大辞典 辞典
立場
支持(別の説を支持します)
箇所
とり‐さか【鶏冠】、出典〔和玉篇(一五C後)〕
National Institute for Japanese Language and Linguistics 2021 支持
文献
Oxford-NINJAL Corpus of Old Japanese データセット
立場
支持(別の説を支持します)
箇所
lexicon.xml語彙素l050970、MYS.14.3438aほか
国立国語研究所 2017-11-09 支持
冠訓佐加
文献
二十巻本和名類聚抄[古活字版] データセット
立場
支持(別の説を支持します)
箇所
巻18、羽族体第232、12丁表3行目「冠」
仲田崇志 2026-02-20 支持
文献
『和名類聚抄』菜蔬部藻類(海菜類・水菜類)の研究 論文
立場
支持(別の説を支持します)
箇所
pp.15–16「鶏冠菜」

とかさの再解釈説

主張1件

補足 と(鳥)+さか(毛冠)説に対して

語源が忘れられたあとの新しい解釈が語形の転倒を導いたとする説。

再分析 提案

阪倉篤義は、とさかを鳥がかぶっている笠と解釈し直した結果生まれた転倒形がとかさであるとみる。

阪倉は「と思われる」と留保する。トカサは芥川の文章と国語研の調査で確認できるが、両資料は笠への再解釈を述べない。語音転倒が生じた事情、再解釈の発生時期、伝播経路を確かめる証拠は得られていない。

阪倉篤義 2011 提唱
ところが、こういう語源が忘れられるとともに、この「とさか」という語を、「鳥がかぶっている笠」と解釈し直した結果として生まれたのが、「とかさ」という転倒形であったと思われる。
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
第一部2「語源の解釈と類推」の節「合理的関係づけ」、ダンプ頁53

その他の主張1件

用例の年代 定説

トカサは「長江游記」と北海道の親子三代調査に記録される。

青空文庫の本文と調査報告p.154の表を確認した。1924年9月の初出書誌は鄒2023のp.107による。初出誌の本文は未照合である。

芥川龍之介 1924-09 記述
トカサ
文献
長江游記 書籍
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
一「蕪湖」
国立国語研究所 1965-03 記述
トカサ/トッカサ
文献
共通語化の過程:北海道における親子三代のことば 書籍
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
p.154、付録1美唄市・橋本家、項目230、3世欄
鄒波 2023-05-31 支持
文献
中国在住の日本人「高洲太吉」と日本人観光者―芥川龍之介の揚州の旅をめぐって― 論文
立場
支持(別の説を支持します)
箇所
p.107、紀行文の発表一覧

用例2件

資料
akutagawa-choko-yuki-aozora
箇所
一「蕪湖」
表記
トカサ
読み
とかさ
注
西村の言い方を描いた箇所。初出誌は未照合であり、1921年の旅行時の実際の発話を録音・採録した資料とは扱わない。
資料
ninjal1965-hokkaido-three-generations
箇所
p.154、付録1美唄市・橋本家、項目230「とさか」、3世欄
注
調査事業全体は1958–1960年。個別の面接日は未確認。3世欄はトカサとトッカサを記録し、2世欄はトサカである。地域全体の普及率は示さない。

外部データベース4件

laj

『日本言語地図』第215図「とさか(鶏冠)」が語形の分布を示す。語別目録もとさかの項にこの地図を挙げる。

https://mmsrv.ninjal.ac.jp/laj_map/data/LAJ_215.html

コトバンク 株式会社ビジネスアーキテクト・株式会社C-POT

精選版日本国語大辞典の語形と用例の出典。

https://kotobank.jp/word/鶏冠-105054

J-STAGE 科学技術振興機構

仲田2026、pp.15–16「鶏冠菜」。海藻名とりさかのりの諸本の表記。

https://doi.org/10.51033/jjapbot.ID0344

トリ 語源由来辞典

異表記: 鳥・とり

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