現象記述

日本語の音位転換

Metathesis in Japanese

語音転倒音位転倒メタテシスメタテーゼ Sound transposition

音位転換は、語の中で音や音のまとまりの順序が変わる現象です。文献に記載された日本語の歴史的な語形交替、方言形、言い誤りを集め、民間語源や再建に関わる提案も出典ごとに示します。

時期

世紀は出典に基づく概算です。用例・対応形の範囲は、その間ずっと変化が進行していたことを意味しません。

歴史語・方言・言い誤り

古代日本語〜現代日本語・年代未詳用例・対応形の範囲

音位転換として提案された歴史語と、方言・現代の発話例を含みます。古い例には再建や変化方向の争いがあり、現象全体の開始世紀と連続した期間は確定していません。

阪倉篤義 2011 伝聞
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
音位転換の節
Martin, Samuel Elmo 1987 伝聞
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
語源考察の音位転換例

対象範囲

  • 歴史資料・本土諸方言・幼児語・成人の発話を対象とします。琉球諸語の例は言語変種を明記して比較します。倒語・語形成・表記上の転倒も、音位転換との関係が論じられた場合に扱います。
  • 記録されずに消えた発話は列挙できません。この一覧は文献に記載された例を収集するもので、歴史上の全例を確定した一覧ではありません。
  • 語形が文献に載ること、古い用例が確認できること、その語形の成立を音位転換で説明できることは、それぞれ別に評価します。初出・年代・地域が資料から確定できない欄は未詳とします。
  • 出典中の推定形には*を付けます。比較欄には反論された説や音位転換以外の分析も残します。書誌だけが見つかった文献から具体的な語形は補いません。

→は出典が述べる変化方向または発話の目標形から実現形への対応です。〜は方向未確定の対照、*は推定形です。連鎖全体に他の音変化を含む場合は注記します。仮名は資料の表記で、音声転写ではありません。

分析と検証項目 2件

各分析の提案者は本文と出典に示します。評価はEUJによるもので、検証項目を併記します。

濁音と鼻音の偏り

提案

g・mやd・r/n/tの集中は阪倉の標本に関する観察です。先っぽ→sapikkoなど無声子音の例もあり、濁音を日本語全体の必要条件とすることはできません。

検証項目

  • 語形ごとの音声実現、方言、年代、頻度を確認してから交換の分布を比較します。
  • gの表記だけで鼻濁音ŋの実現を仮定しません。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第一部2「語音転倒の条件」
Haruka Fukazawa 2008 記述
文献
What Metathesis Reveals about L1 and L2 Acquisition 論文/Proceedings of GASLA 2007
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
p.31、表(2)

変化方向と意味の介入

提案

二つの語形が似ていることだけでは変化の向きは決まりません。古い文証、方言分布、意味の再解釈、形態構造、アクセントを合わせて検討する必要があります。

検証項目

  • 転倒前の形を仮定する際は*を付け、文証形から区別します。
  • 民間語源・類推・誤写で説明される可能性も同じ系列に記録します。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第一部2「ツルベかツブレか」
阪倉篤義 1974 提唱
文献
「あらたし」から「あたらし」へ 論文/語文
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
pp.12–21

例と出典のネットワーク

例を選ぶと、それを説明する主張と出典がつながります。線は記録上の参照関係を示します。語の派生方向や同系関係を示すものではありません。

例

茶釜

チャガマ → チャマガ

阪倉の主要例

通説

説明する主張
  • 主張

    茶釜の系列について、出典はチャガマ → チャマガを記載しています。

    通説 阪倉が比較的確かな挙例として掲げています。g↔m。地域・初出の個別確認は残ります。
    出典
    • 増補 日本語の語源

      第一部2「文福ちゃまが」・「語音転倒の条件」

      阪倉篤義 2011 記述
      文献
      増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
      立場
      記述(そう書いてあります)
      箇所
      第一部2「文福ちゃまが」・「語音転倒の条件」

例の一覧 52件

各行を開くと、語形の位置づけ、主張、評価、出典を確認できます。同じ語について複数の比較を収録する場合があります。

52件を表示しています。

収録例 52件

茶釜 チャガマ → チャマガ 阪倉の主要例 通説

阪倉が比較的確かな挙例として掲げています。g↔m。地域・初出の個別確認は残ります。

茶釜の系列について、出典はチャガマ → チャマガを記載しています。

通説 阪倉が比較的確かな挙例として掲げています。g↔m。地域・初出の個別確認は残ります。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第一部2「文福ちゃまが」・「語音転倒の条件」

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巣籠 スゴモリ → スモゴリ 阪倉の主要例 通説

阪倉が比較的確かな挙例として掲げています。g↔m。地域・初出の個別確認は残ります。

巣籠の系列について、出典はスゴモリ → スモゴリを記載しています。

通説 阪倉が比較的確かな挙例として掲げています。g↔m。地域・初出の個別確認は残ります。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第一部2「文福ちゃまが」・「語音転倒の条件」

この例へのリンク

晦 ツゴモリ → ツモゴリ 阪倉の主要例 通説

阪倉が比較的確かな挙例として掲げています。g↔m。地域・初出の個別確認は残ります。

晦の系列について、出典はツゴモリ → ツモゴリを記載しています。

通説 阪倉が比較的確かな挙例として掲げています。g↔m。地域・初出の個別確認は残ります。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第一部2「文福ちゃまが」・「語音転倒の条件」

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鶫 ツグミ → ツムギ 阪倉の主要例 通説

阪倉が比較的確かな挙例として掲げています。g↔m。母音u–iは位置を保ちます。地域・初出の個別確認は残ります。

鶫の系列について、出典はツグミ → ツムギを記載しています。

通説 阪倉が比較的確かな挙例として掲げています。g↔m。母音u–iは位置を保ちます。地域・初出の個別確認は残ります。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第一部2「文福ちゃまが」・「語音転倒の条件」

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卵 タマゴ → タガモ 阪倉の主要例 通説

阪倉が比較的確かな挙例として掲げています。m↔g。母音a–oは位置を保ちます。地域・初出の個別確認は残ります。

卵の系列について、出典はタマゴ → タガモを記載しています。

通説 阪倉が比較的確かな挙例として掲げています。m↔g。母音a–oは位置を保ちます。地域・初出の個別確認は残ります。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第一部2「文福ちゃまが」・「語音転倒の条件」

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蓬 ヨモギ → ヨゴミ 阪倉の主要例 通説

阪倉が比較的確かな挙例として掲げています。m↔g。母音o–iは位置を保ちます。地域・初出の個別確認は残ります。

蓬の系列について、出典はヨモギ → ヨゴミを記載しています。

通説 阪倉が比較的確かな挙例として掲げています。m↔g。母音o–iは位置を保ちます。地域・初出の個別確認は残ります。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第一部2「文福ちゃまが」・「語音転倒の条件」

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丸髷 マルマゲ → マルガメ 阪倉の主要例 通説

阪倉が比較的確かな挙例として掲げています。m↔g。地域・初出の個別確認は残ります。

丸髷の系列について、出典はマルマゲ → マルガメを記載しています。

通説 阪倉が比較的確かな挙例として掲げています。m↔g。地域・初出の個別確認は残ります。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第一部2「文福ちゃまが」・「語音転倒の条件」

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駒込 コマゴメ → コガモメ 阪倉の主要例 通説

阪倉が比較的確かな挙例として掲げています。m↔g。地域・初出の個別確認は残ります。

駒込の系列について、出典はコマゴメ → コガモメを記載しています。

通説 阪倉が比較的確かな挙例として掲げています。m↔g。地域・初出の個別確認は残ります。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第一部2「文福ちゃまが」・「語音転倒の条件」

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体 カラダ → カダラ 阪倉の主要例 通説

阪倉が比較的確かな挙例として掲げています。r↔d。地域・初出の個別確認は残ります。

体の系列について、出典はカラダ → カダラを記載しています。

通説 阪倉が比較的確かな挙例として掲げています。r↔d。地域・初出の個別確認は残ります。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第一部2「文福ちゃまが」・「語音転倒の条件」

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戸棚 トダナ → トナダ 阪倉の主要例 通説

阪倉が比較的確かな挙例として掲げています。d↔n。地域・初出の個別確認は残ります。

戸棚の系列について、出典はトダナ → トナダを記載しています。

通説 阪倉が比較的確かな挙例として掲げています。d↔n。地域・初出の個別確認は残ります。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第一部2「文福ちゃまが」・「語音転倒の条件」

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腹鼓 ハラツヅミ → ハラヅツミ 阪倉の主要例 通説

阪倉が比較的確かな挙例として掲げています。清濁の位置が入れ替わります。地域・初出の個別確認は残ります。

腹鼓の系列について、出典はハラツヅミ → ハラヅツミを記載しています。

通説 阪倉が比較的確かな挙例として掲げています。清濁の位置が入れ替わります。地域・初出の個別確認は残ります。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第一部2「文福ちゃまが」・「語音転倒の条件」

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新し アラタシ → アタラシ 伝統説・分析要検討 提案

同形のアタラシ(惜)との意味的接触を阪倉1974が論じています。単純なr↔tだけでは語史を確定できません。

ネットワークで見る:ojp/aratasi

ネットワークで見る:emj/atarasi-new

新しの系列について、出典はアラタシ → アタラシを記載しています。

提案 同形のアタラシ(惜)との意味的接触を阪倉1974が論じています。単純なr↔tだけでは語史を確定できません。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
注*13(新村出・金田一京助・『国語学辞典』の挙例)
阪倉篤義 1974 提唱
文献
「あらたし」から「あたらし」へ 論文/語文
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
pp.12–21

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釣瓶 ツルベ 〜 ツブレ 伝統説・分析要検討 提案

柳田国男のツブレを古形とする説を阪倉が紹介します。変化方向が争点です。

釣瓶の系列について、出典はツルベ 〜 ツブレを記載しています。

提案 柳田国男のツブレを古形とする説を阪倉が紹介します。変化方向が争点です。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第一部2「ツルベかツブレか」、注*13–15

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荒ぶ・暴る アラブル → アバルル 伝統説・分析要検討 疑義

ラ行下二段活用形と音の転倒の関係を個別に検証する必要があります。

荒ぶ・暴るの系列について、出典はアラブル → アバルルを記載しています。

疑義 ラ行下二段活用形と音の転倒の関係を個別に検証する必要があります。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
注*13(新村出・金田一京助・『国語学辞典』の挙例)

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手弱女 タヤワメ → タワヤメ/タヨワメ → タヲヤメ 伝統説・分析要検討 提案

新村と金田一の引用では出発形の表記が異なります。

手弱女の系列について、出典はタヤワメ → タワヤメ/タヨワメ → タヲヤメを記載しています。

提案 新村と金田一の引用では出発形の表記が異なります。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
注*13(新村出・金田一京助・『国語学辞典』の挙例)

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拘らふ・関はる カカラフ → カカハル 伝統説・分析要検討 疑義

形態構造とハ行子音の時代差の検証が必要です。

拘らふ・関はるの系列について、出典はカカラフ → カカハルを記載しています。

疑義 形態構造とハ行子音の時代差の検証が必要です。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
注*13(新村出・金田一京助・『国語学辞典』の挙例)

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山茶花 サンザクワ → サザンクワ 伝統説・分析要検討 提案

鼻音とザの順序が変わる伝統的な挙例です。

山茶花の系列について、出典はサンザクワ → サザンクワを記載しています。

提案 鼻音とザの順序が変わる伝統的な挙例です。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
注*13(新村出・金田一京助・『国語学辞典』の挙例)

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仙人掌 サンボテ(イ) → サボテン 伝統説・分析要検討 疑義

金田一の挙例です。借用過程の中間形・末尾音の変化は未確認です。

仙人掌の系列について、出典はサンボテ(イ) → サボテンを記載しています。

疑義 金田一の挙例です。借用過程の中間形・末尾音の変化は未確認です。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
注*13(新村出・金田一京助・『国語学辞典』の挙例)

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俎板 マナイタ → ナマイタ 伝統説・分析要検討 提案

阪倉は「生」と結び付ける民間語源の介入を提案しています。

俎板の系列について、出典はマナイタ → ナマイタを記載しています。

提案 阪倉は「生」と結び付ける民間語源の介入を提案しています。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第一部2「合理的関係づけ」、注*13

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寝転ぶ ネコロブ → ネロコブ 伝統説・分析要検討 提案

k↔r。個別の地域・初出はこの一覧に示されていません。

寝転ぶの系列について、出典はネコロブ → ネロコブを記載しています。

提案 k↔r。個別の地域・初出はこの一覧に示されていません。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
注*13(新村出・金田一京助・『国語学辞典』の挙例)

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鶏冠 トサカ → トカサ 伝統説・分析要検討 提案

阪倉は鳥の「笠」とする再解釈の関与を提案しています。

鶏冠の系列について、出典はトサカ → トカサを記載しています。

提案 阪倉は鳥の「笠」とする再解釈の関与を提案しています。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第一部2「合理的関係づけ」、注*13

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木履 ボクリ → コップリ 伝統説・分析要検討 疑義

清濁・促音を含む複合的な変化で、二音の交換だけでは表せません。

木履の系列について、出典はボクリ → コップリを記載しています。

疑義 清濁・促音を含む複合的な変化で、二音の交換だけでは表せません。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
注*13(新村出・金田一京助・『国語学辞典』の挙例)

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多い オーイ → オイー 伝統説・分析要検討 提案

長さの位置の変化として挙げられています。

多いの系列について、出典はオーイ → オイーを記載しています。

提案 長さの位置の変化として挙げられています。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
注*13(新村出・金田一京助・『国語学辞典』の挙例)

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いらっした イラッシタ → イラシッタ 伝統説・分析要検討 提案

促音の位置の変化として挙げられています。

いらっしたの系列について、出典はイラッシタ → イラシッタを記載しています。

提案 促音の位置の変化として挙げられています。
阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
注*13(新村出・金田一京助・『国語学辞典』の挙例)

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たぶらかす taburakasu → tarabukasu 成人の言い誤り 提案

成人発話の報告です。語彙としての定着は述べられていません。

たぶらかすの系列について、出典はtaburakasu → tarabukasuを記載しています。

提案 成人発話の報告です。語彙としての定着は述べられていません。
Haruka Fukazawa 2008 記述
文献
What Metathesis Reveals about L1 and L2 Acquisition 論文/Proceedings of GASLA 2007
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
p.31、表(1)

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多目的 tamokuteki → takumoteki 成人の言い誤り 提案

成人発話の報告です。語彙としての定着は述べられていません。

多目的の系列について、出典はtamokuteki → takumotekiを記載しています。

提案 成人発話の報告です。語彙としての定着は述べられていません。
Haruka Fukazawa 2008 記述
文献
What Metathesis Reveals about L1 and L2 Acquisition 論文/Proceedings of GASLA 2007
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
p.31、表(1)

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お琴 okoto → otoko 成人の言い誤り 提案

成人発話の報告です。語彙としての定着は述べられていません。

お琴の系列について、出典はokoto → otokoを記載しています。

提案 成人発話の報告です。語彙としての定着は述べられていません。
Haruka Fukazawa 2008 記述
文献
What Metathesis Reveals about L1 and L2 Acquisition 論文/Proceedings of GASLA 2007
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
p.31、表(1)

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積み木 tsumiki → tsukimi 幼児の言い誤り 提案

日本語単一言語環境の幼児1名の発話記録です。日本語の一般的な語形・発達過程としては扱いません。

積み木の系列について、出典はtsumiki → tsukimiを記載しています。

提案 日本語単一言語環境の幼児1名の発話記録です。日本語の一般的な語形・発達過程としては扱いません。
Haruka Fukazawa 2008 記述
文献
What Metathesis Reveals about L1 and L2 Acquisition 論文/Proceedings of GASLA 2007
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
p.31、表(2)

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鼠 nezumi → nemuzi 幼児の言い誤り 提案

日本語単一言語環境の幼児1名の発話記録です。日本語の一般的な語形・発達過程としては扱いません。

鼠の系列について、出典はnezumi → nemuziを記載しています。

提案 日本語単一言語環境の幼児1名の発話記録です。日本語の一般的な語形・発達過程としては扱いません。
Haruka Fukazawa 2008 記述
文献
What Metathesis Reveals about L1 and L2 Acquisition 論文/Proceedings of GASLA 2007
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
p.31、表(2)

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寝巻 nemaki → menaki 幼児の言い誤り 提案

日本語単一言語環境の幼児1名の発話記録です。日本語の一般的な語形・発達過程としては扱いません。

寝巻の系列について、出典はnemaki → menakiを記載しています。

提案 日本語単一言語環境の幼児1名の発話記録です。日本語の一般的な語形・発達過程としては扱いません。
Haruka Fukazawa 2008 記述
文献
What Metathesis Reveals about L1 and L2 Acquisition 論文/Proceedings of GASLA 2007
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
p.31、表(2)

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先っぽ sakippo → sapikko 幼児の言い誤り 提案

日本語単一言語環境の幼児1名の発話記録です。日本語の一般的な語形・発達過程としては扱いません。

先っぽの系列について、出典はsakippo → sapikkoを記載しています。

提案 日本語単一言語環境の幼児1名の発話記録です。日本語の一般的な語形・発達過程としては扱いません。
Haruka Fukazawa 2008 記述
文献
What Metathesis Reveals about L1 and L2 Acquisition 論文/Proceedings of GASLA 2007
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
p.31、表(2)

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雰囲気 フンイキ → フインキ 再分節の分析 提案

上野は音声的な合体を経た再分節と分析しています。仮名の順序の交換と、その音声的な成立過程を分けて考える例です。

雰囲気の系列について、出典はフンイキ → フインキを記載しています。

提案 上野は音声的な合体を経た再分節と分析しています。仮名の順序の交換と、その音声的な成立過程を分けて考える例です。
上野善道 2013 提唱
文献
Serialization と metathesis ウェブ資料
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
「Serialization と metathesis」発表要旨
道浦俊彦 2000-11-12 伝聞
文献
ことばの話197「フインキ」 ブログ記事/読売テレビ「とっておきの話」
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
「フインキ」節

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鳩間:ガザフケー ガザフケー 〜 ザガフケー 琉球諸語の比較例 提案

鳩間と石垣の対照です。gとdzの転倒とされます。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

鳩間:ガザフケーの系列について、出典はガザフケー 〜 ザガフケーを記載しています。

提案 鳩間と石垣の対照です。gとdzの転倒とされます。
加治工真市 提唱
文献
鳩間方言辞典 報告書
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁431、見出し「ガザフケー」

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鳩間:カタスバ スバカタ → カタスバ 琉球諸語の比較例 提案

語のまとまりの順序が変わる例です。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

鳩間:カタスバの系列について、出典はスバカタ → カタスバを記載しています。

提案 語のまとまりの順序が変わる例です。
加治工真市 提唱
文献
鳩間方言辞典 報告書
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁452、見出し「カタスバ」

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鳩間:キムシル 肝・摺り → キムシル 琉球諸語の比較例 提案

後項のi・uの転倒とされます。漢字表記から音声形を補っていません。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

鳩間:キムシルの系列について、出典は肝・摺り → キムシルを記載しています。

提案 後項のi・uの転倒とされます。漢字表記から音声形を補っていません。
加治工真市 提唱
文献
鳩間方言辞典 報告書
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁564、見出し「キムシル」

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鳩間:グジ ズグ → グジ 琉球諸語の比較例 提案

石垣形との比較です。子音dz・gの転倒に他の音変化も伴います。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

鳩間:グジの系列について、出典はズグ → グジを記載しています。

提案 石垣形との比較です。子音dz・gの転倒に他の音変化も伴います。
加治工真市 提唱
文献
鳩間方言辞典 報告書
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁604、見出し「グジ」

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鳩間:シダフカ サディフカ → シダフカ 琉球諸語の比較例 提案

石垣形との比較で、i・aの転倒とされます。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

鳩間:シダフカの系列について、出典はサディフカ → シダフカを記載しています。

提案 石垣形との比較で、i・aの転倒とされます。
加治工真市 提唱
文献
鳩間方言辞典 報告書
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁801、見出し「シダフカ」

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鳩間:シルングチ すりこぎ → シルングチ 琉球諸語の比較例 提案

u・iの転倒に加えて濁音化・狭母音化・口蓋化・無声化を伴うとされます。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

鳩間:シルングチの系列について、出典はすりこぎ → シルングチを記載しています。

提案 u・iの転倒に加えて濁音化・狭母音化・口蓋化・無声化を伴うとされます。
加治工真市 提唱
文献
鳩間方言辞典 報告書
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁869、見出し「シルングチ」

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鳩間:スコールン こしらふ → スコールン 琉球諸語の比較例 提案

音位転倒を含む語史の提案です。中間形は本文のこの箇所にありません。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

鳩間:スコールンの系列について、出典はこしらふ → スコールンを記載しています。

提案 音位転倒を含む語史の提案です。中間形は本文のこの箇所にありません。
加治工真市 提唱
文献
鳩間方言辞典 報告書
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁907、見出し「スコールン」

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鳩間:ニースクライ ネコシラエ → ニースクライ 琉球諸語の比較例 提案

k・sの転倒とされます。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

鳩間:ニースクライの系列について、出典はネコシラエ → ニースクライを記載しています。

提案 k・sの転倒とされます。
加治工真市 提唱
文献
鳩間方言辞典 報告書
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁1223、見出し「ニースクライ」

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鳩間:フチル・フシル くすり → フチル/フシル 琉球諸語の比較例 提案

u・iの母音転倒を含む変化とされます。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

鳩間:フチル・フシルの系列について、出典はくすり → フチル/フシルを記載しています。

提案 u・iの母音転倒を含む変化とされます。
加治工真市 提唱
文献
鳩間方言辞典 報告書
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁1525、見出し「フチル」

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鳩間:ミッカラ ミ・カシラ → ミッカラ 琉球諸語の比較例 推測

k・sの転倒説を疑問付きで示しています。中間形と音の脱落を補わずに掲げます。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

鳩間:ミッカラの系列について、出典はミ・カシラ → ミッカラを記載しています。

推測 k・sの転倒説を疑問付きで示しています。中間形と音の脱落を補わずに掲げます。
加治工真市 提唱
文献
鳩間方言辞典 報告書
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁1686、見出し「ミッカラ」

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鳩間:ムユス ムスユ → ムユス 琉球諸語の比較例 提案

鳩間の歌謡形の分析です。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

鳩間:ムユスの系列について、出典はムスユ → ムユスを記載しています。

提案 鳩間の歌謡形の分析です。
加治工真市 提唱
文献
鳩間方言辞典 報告書
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁1706、見出し「ムス」

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鳩間:ヤゴームン *juga・amu → *jagu・amu → jagoːmuŋ 琉球諸語の比較例 推測

辞典が疑問付きで掲げるa・u転倒説です。星印は編集上、推定される中間形に付けています。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

鳩間のヤゴームンについて、辞典はjuga・amuとjagu・amuを経る語史を疑問付きで提案しています。

推測 辞典が疑問付きで掲げるa・u転倒説です。
加治工真市 提唱
文献
鳩間方言辞典 報告書
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁1764、見出し「ヤゴームン」

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手紙 てがみ → てまぎ ウェブ記事の報告 通説

子音g・mの交換として紹介されています。

手紙について、記事はてがみ → てまぎを挙げています。

通説 子音g・mの交換として紹介されています。
堀田隆一 2017-01-05 伝聞
文献
日本語の音位転換も子音の交替だった ブログ記事/hellog~英語史ブログ
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
本文の挙例

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眼鏡 めがね → めなげ ウェブ記事の報告 通説

子音g・nの交換として紹介されています。

眼鏡について、記事はめがね → めなげを挙げています。

通説 子音g・nの交換として紹介されています。
堀田隆一 2017-01-05 伝聞
文献
日本語の音位転換も子音の交替だった ブログ記事/hellog~英語史ブログ
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
本文の挙例

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おまけ おまけ → おかめ ウェブ記事の報告 通説

子音m・kの交換として紹介されています。

おまけについて、記事はおまけ → おかめを挙げています。

通説 子音m・kの交換として紹介されています。
堀田隆一 2017-01-05 伝聞
文献
日本語の音位転換も子音の交替だった ブログ記事/hellog~英語史ブログ
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
本文の挙例

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舌鼓 シタツヅミ → シタヅツミ ウェブ記事の報告 通説

記事が朝日新聞「天声人語」の挙例を紹介しています。

舌鼓について、記事はシタツヅミ → シタヅツミを挙げています。

通説 記事が朝日新聞「天声人語」の挙例を紹介しています。
堀田隆一 2022-11-24 伝聞
文献
bright の音位転換 ブログ記事/hellog~英語史ブログ
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
本文の挙例

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淀屋橋 よどやばし → よどばやし ウェブ記事の報告 通説

道浦が幼児の発話を実際に聞いたと記す例です。

淀屋橋について、記事はよどやばし → よどばやしを挙げています。

通説 道浦が幼児の発話を実際に聞いたと記す例です。
道浦俊彦 2023-08-09 伝聞
文献
9074「よどばやし」 ブログ記事/読売テレビ「道浦俊彦TIME」
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
本文の挙例

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高島屋 たかしまや → たかしやま ウェブ記事の報告 通説

記事の説明用の挙例です。観察日時・話者は示されていません。

高島屋について、記事はたかしまや → たかしやまを挙げています。

通説 記事の説明用の挙例です。観察日時・話者は示されていません。
道浦俊彦 2023-08-09 伝聞
文献
9074「よどばやし」 ブログ記事/読売テレビ「道浦俊彦TIME」
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
本文の挙例

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お手伝い おてつだい → おてだいつ ウェブ記事の報告 通説

道浦が知人からの子供の発話報告を紹介しています。

お手伝いについて、記事はおてつだい → おてだいつを挙げています。

通説 道浦が知人からの子供の発話報告を紹介しています。
道浦俊彦 2023-08-09 伝聞
文献
9074「よどばやし」 ブログ記事/読売テレビ「道浦俊彦TIME」
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
本文の挙例

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秋葉原 あきばはら → あきはばら ウェブ記事の報告 通説

音位転換による定着例として紹介しています。地名史の原資料は未照合です。

秋葉原について、記事はあきばはら → あきはばらを挙げています。

通説 音位転換による定着例として紹介しています。地名史の原資料は未照合です。
道浦俊彦 2023-08-09 伝聞
文献
9074「よどばやし」 ブログ記事/読売テレビ「道浦俊彦TIME」
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
本文の挙例

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既往記述 5件

研究

阪倉の主要な挙例ではgとmの交換が目立ち、dとr・n・tの関係も挙がります。濁音が関わる理由は不明とされ、例の成立条件を一般化できるかも未決です。母音が異なるタマゴ→タガモやツグミ→ツムギは、仮名一字ずつの交換では表せません。

阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第一部2「語音転倒の条件」
研究

阪倉はツルベ・ツブレの方向を柳田の説と対照し、トサカ・トカサ、マナイタ・ナマイタに意味的な再解釈の関与を考えます。新しの交替では、惜しむ意味のアタラシとの接触とアクセントの継続を論じます。

阪倉篤義 2011 記述
文献
増補 日本語の語源 書籍/平凡社ライブラリー729
立場
記述(そう書いてあります)
箇所
第一部2「ツルベかツブレか」・「合理的関係づけ」
阪倉篤義 1974 提唱
文献
「あらたし」から「あたらし」へ 論文/語文
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
pp.12–21
研究

上野は金沢方言のŋ〜m・b〜rの離隔転換がアクセントを保つと述べます。フンイキの変化には、音声的な合体を分節音の列として再解釈する過程を提案しています。

上野善道 2013 提唱
文献
Serialization と metathesis ウェブ資料
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
発表要旨
研究

Fukazawa・Miglioは成人の音節交換と幼児の分節音交換を対比し、仮名表記の影響を提案します。日本語の幼児資料は1名で、すべての成人・幼児に当てはまる規則とは確定できません。

Haruka Fukazawa 2008 提唱
文献
What Metathesis Reveals about L1 and L2 Acquisition 論文/Proceedings of GASLA 2007
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
pp.30–36
研究

中澤はキキビソなどのA-B-B→A-A-B型に空のスロットへの子音移動を提案します。子音・母音・濁音の指定を別の層に置く分析で、二つの実現音をそのまま交換する説明とは区別が必要です。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

中澤光平 2020 提唱
文献
「キキビソ」考 論文/埼玉大学紀要. 教養学部
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
pp.124–127

比較候補 54系列

鳩間:クシライ・スクライ

疑義
クシライ 〜 スクライ

検索本文には両者の関係を否定する記述が見えます。否定の範囲と字句を原版で照合するまで、肯定例には数えません。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

加治工真市 提唱
文献
鳩間方言辞典 報告書
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁903、見出し「スクライ」

踵(空のスロットの分析)

推測
きひびす → キキビソ

淡路の形の分析です。中澤は重複部分の変化を空のスロットへの子音移動で説明します。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

中澤光平 2020 提唱
文献
「キキビソ」考 論文/埼玉大学紀要. 教養学部
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
pp.115–118

蟣(空のスロットの分析)

推測
きざし → きがし

子音層の空のスロットの移動による分析です。中澤は重複部分の変化を空のスロットへの子音移動で説明します。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

中澤光平 2020 提唱
文献
「キキビソ」考 論文/埼玉大学紀要. 教養学部
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
pp.118–119

歯茎(空のスロットの分析)

推測
はじし → はびし/はばし

ハ行化・複合語分析との競合も注記されています。中澤は重複部分の変化を空のスロットへの子音移動で説明します。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

中澤光平 2020 提唱
文献
「キキビソ」考 論文/埼玉大学紀要. 教養学部
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
pp.119–120

氷柱(空のスロットの分析)

推測
つらら → つづら

通常の音変化で説明する余地も残されます。中澤は重複部分の変化を空のスロットへの子音移動で説明します。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

中澤光平 2020 提唱
文献
「キキビソ」考 論文/埼玉大学紀要. 教養学部
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
pp.120–121

鴎(空のスロットの分析)

推測
かもめ → かごめ

通常のmとgの交替との比較を要する提案です。中澤は重複部分の変化を空のスロットへの子音移動で説明します。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

中澤光平 2020 提唱
文献
「キキビソ」考 論文/埼玉大学紀要. 教養学部
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
pp.121–122

桑の実(空のスロットの分析)

推測
*づみみ → づづみ → どどめ

出発形は再建に基づきます。中澤は重複部分の変化を空のスロットへの子音移動で説明します。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

中澤光平 2020 提唱
文献
「キキビソ」考 論文/埼玉大学紀要. 教養学部
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
pp.122–123

擂鉢(空のスロットの分析)

推測
からつ → *カザツ → かがつ

中間形が未確認で、別語の可能性も挙げられています。中澤は重複部分の変化を空のスロットへの子音移動で説明します。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

中澤光平 2020 提唱
文献
「キキビソ」考 論文/埼玉大学紀要. 教養学部
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
pp.123–124

山羊(空のスロットの分析)

推測
*ひちぢ → *ひひぢ

ローレンス2019を紹介した再建系列です。中澤は重複部分の変化を空のスロットへの子音移動で説明します。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

中澤光平 2020 提唱
文献
「キキビソ」考 論文/埼玉大学紀要. 教養学部
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
p.118・p.125

海胆(空のスロットの分析)

推測
かすす 〜 かかす

通常の二音の交換と区別し、重複構造の分析として扱います。中澤は重複部分の変化を空のスロットへの子音移動で説明します。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

中澤光平 2020 提唱
文献
「キキビソ」考 論文/埼玉大学紀要. 教養学部
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
p.118・pp.124–125

宮古:何

推測
nau 〜 noa

上地形noaへの音位転換を疑問付きで述べています。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁82(印刷頁71)

宮古:誰

推測
tau 〜 toa

上地形toaへの音位転換を疑問付きで述べています。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁82(印刷頁71)

アサザ

推測
azasa 〜 asaza

清濁交替と音位転換の分析を比較しています。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁99(印刷頁88)

ずたずた

推測
tudatuda 〜 zuta-zuta

擬態語の形成の関与を挙げ、音位転換には慎重です。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁99(印刷頁88)

神・熊

推測
*kuma → *kamu

Martin自身が推測と明記した神の語源案です。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁446(印刷頁435)

くましね

推測
*kamu[z]ina → kumasine

転倒を含む案を疑問付きで示しています。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁474(印刷頁463)

緑

推測
*miduiro 〜 midori

上代特殊仮名遣との整合性を問題にしています。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁488(印刷頁477)

白絹

推測
sira-kinu → siranuki

文字の転倒だけである可能性を残しています。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁536(印刷頁525)

しただみ

推測
*si-datami → sitadami

出発形は推定です。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁538(印刷頁527)

ぽしゃる

推測
syappo → posyar-

借用語の転倒と動詞化を含む伝聞の語源案です。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁684(印刷頁673)

選ぶ

推測
erabu 〜 eyrafu

誤写、口蓋音の転倒、母音同化の可能性を挙げています。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁692(印刷頁681)

消す

推測
*kaCi-sa- → *kiCa-sa-

形態素内部の再建と母音転倒を含む推定です。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁719(印刷頁708)

さびらく

推測
*pas[a-C]i-ra-ka- → sabiraku

転倒とpの有声化を仮定した推定です。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁755(印刷頁744)

せぐくまる

推測
sekugumaru → segukumaru

音節転倒と記述されています。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁760(印刷頁749)

手伝ふ

推測
*te-dutafu → tetudafu

手と伝ふを結ぶ再建を伴います。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁778(印刷頁767)

うつらかふ

推測
utukarabu → uturakafu

転倒に加えて他の音変化を含む分析です。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁792(印刷頁781)

だらしない

推測
sidara → darasina-

音の順序変更と形容詞形成を含む案を疑問付きで掲げています。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁858(印刷頁847)

しけ

推測
*sika-Ci- → *sikiCa-

末尾の順序変更を仮定した再建です。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁872(印刷頁861)

しこめ

推測
*sikomiCa- → *sikomaCi-

末尾の順序変更を仮定した再建です。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁872(印刷頁861)

東国上代語:よしろ

推測
yǝsǝr-i → yǝsirǝ-

散発的な音位転換としての提案です。東国語の連用形語尾の分析と関係します。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Alexander Vovin 2021 提唱
文献
The Eastern Old Japanese Corpus and Dictionary 書籍/Handbook of Oriental Studies, Section 5: Japan
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁175、万葉集14.3471の議論

来る(連体形の成立)

推測
*ko+ur → *kuur → kuru

母音接続の回避を目的とする分析です。形態素の再建を前提とします。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Bjarke Frellesvig 2008 提唱
文献
Proto-Japanese: Issues and Prospects 書籍/Amsterdam Studies in the Theory and History of Linguistic Science IV: Current Issues in Linguistic Theory
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁176

来れ(已然形の成立)

疑義
*kə-or → *ko-or → *ko-er → *ko-re → *ku-re

Francis-Ratteが紹介して批判するWhitmanの分析です。転倒を採用した自説としては扱いません。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Francis-Ratte, Alexander Takenobu 2016 disputes
文献
Proto-Korean-Japanese: A New Reconstruction of the Common Origin of the Japanese and Korean Languages 学位論文
立場
disputes(立場の定義なし)
箇所
文書頁156–159

宮古:幾ら

推測
*ikura 〜 isïka/isaka

Agarinakasone・Yonahaの形についてVovinが音位転換による口蓋化阻止を述べています。途中の語形は補いません。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Alexander Vovin 2020 提唱
文献
A Descriptive and Comparative Grammar of Western Old Japanese 書籍/Handbook of Oriental Studies, Section 5: Japan
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁348

九州・琉球:蜘蛛

推測
kubo → kobu → kubu

九州と琉球の分布を結ぶ説です。資料の著者・刊行年が未確認で、書誌の同定を要します。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

3 琉球語系統論の再考 提唱
文献
3 琉球語系統論の再考 報告書
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁12

筏

推測
*yika → イカダ

崎山の南島語比較説は*yikaを母音転倒と関係づけます。転倒前の日本語形はこの記述から確定できません。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

崎山理 2012 提唱
文献
日本語の混合的特徴 : オーストロネシア祖語から古代日本語へ音法則と意味変化 論文/国立民族学博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Ethnology
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁11、例18

桑の実:フナメ

推測
スマメ → フナメ

中澤はS-M→F-Nという調音点の交換を提案します。分節音全体の入れ替えとは層が異なります。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

中澤光平 2020 提唱
文献
「キキビソ」考 論文/埼玉大学紀要. 教養学部
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
p.123

宮古:帯

推測
長浜sukubï 〜 狩俣sïpugï

ローレンス2003p.246を紹介する調音点の転倒例です。二地点の対照なので変化方向は付けません。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

中澤光平 2020 提唱
文献
「キキビソ」考 論文/埼玉大学紀要. 教養学部
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
p.123、注20

東北:対格標識

提案
godo → dogo

Hidaka2005pp.82–83を参照し、音位転換と対格標識への文法化を述べています。変化の発生年代はここでは確定できません。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Nicolas Tranter 2012 伝聞
文献
The Languages of Japan and Korea 書籍
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
文書頁497

皆

疑義
*muina/*moina → miyna

Martinが紹介するStarostinの説です。根拠にされた九州形の出所が不明と指摘しています。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Martin, Samuel Elmo 1987 伝聞
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
文書頁74(印刷頁63)

月

疑義
*tukyu → *tukui → tukiy

MartinはStarostinの音位転換を不要と論じています。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Martin, Samuel Elmo 1987 伝聞
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
文書頁74(印刷頁63)

霧

疑義
*kyuri → *kuiri → kiyri

MartinはStarostinの音位転換を不要と論じています。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Martin, Samuel Elmo 1987 伝聞
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
文書頁74(印刷頁63)

宮古池間:動く

推測
*unko 〜 muyuk-

鼻音の転倒・唇音への同化という推測と、「身」を含む複合語という別案を挙げます。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁788(印刷頁777)

恨めしい

推測
*urama-Ci-s → *uramiCa-

末尾の順序変更を仮定します。母音同化という別案も残しています。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁854(印刷頁843)

浦島子

疑義
ウラノシマコ → ウラシマノコ

著者は口承による転倒の可能性を検討したうえで、在地の伝承の継続と『風土記』の記載からこの説明を退けます。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

晃平 林 2003-03-15 disputes
文献
「浦島子」訓読管見 論文
立場
disputes(立場の定義なし)
箇所
文書頁12–13

稔る

推測
njim → min-oru

古代漢語からの借用という野田の説の一部です。漢語音と日本語の語形成を結ぶ仮説として収録し、確立した借用関係とは扱いません。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

野田恵剛 2016 提唱
文献
古代漢語借用語と日本語の系統論 論文/中部大学全学共通教育部紀要
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁4、E「音位転倒」

眠る

推測
men → nem-uru

古代漢語からの借用という野田の説の一部です。漢語音と日本語の語形成を結ぶ仮説として収録し、確立した借用関係とは扱いません。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

野田恵剛 2016 提唱
文献
古代漢語借用語と日本語の系統論 論文/中部大学全学共通教育部紀要
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁4、E「音位転倒」

鰹

推測
katu-iwo → kati-uwo

南島語との比較を前提とする提案です。資料の著者・刊行年を確定できていないため、書誌の同定と原版照合が必要です。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

比較の実例(古代日本語の) 提唱
文献
比較の実例(古代日本語の) 報告書
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁7

蜘蛛

推測
*kumbo → *kombu

南島語との比較を前提とする提案です。資料の著者・刊行年を確定できていないため、書誌の同定と原版照合が必要です。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

比較の実例(古代日本語の) 提唱
文献
比較の実例(古代日本語の) 報告書
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁14

星

推測
*bito → *boti

南島語との比較を前提とする提案です。資料の著者・刊行年を確定できていないため、書誌の同定と原版照合が必要です。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

比較の実例(古代日本語の) 提唱
文献
比較の実例(古代日本語の) 報告書
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁28

懐

通説
ふところ 〜 フトロコ

記事が芥川龍之介の逸話を紹介します。左の仮名は比較のための編集表記です。

堀田隆一 2022-11-24 伝聞
文献
bright の音位転換 ブログ記事/hellog~英語史ブログ
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
芥川龍之介の逸話

こましゃくれる

通説
こましゃくれる 〜 コシャマクレル

記事が芥川龍之介の逸話を紹介します。出発形の表記と原典を確認する必要があります。

堀田隆一 2022-11-24 伝聞
文献
bright の音位転換 ブログ記事/hellog~英語史ブログ
立場
伝聞(他の説として伝えます)
箇所
芥川龍之介の逸話

消える

推測
*kaCi-Ci → *ki[C]a-[C]i-

Martinは消えるの語源分析で転倒の可能性を疑問符付きで挙げています。検索本文で確認した記述で、転写の細部は原版未照合です。

Martin, Samuel Elmo 1987 提唱
文献
The Japanese Language through Time 書籍
立場
提唱(その出典が言い出します)
箇所
文書頁719(印刷頁708)

本文未確認の文献

寺尾康「自然発話に現れる音位転倒の一側面」

書誌確認・本文未確認

jpsourcesの書誌から確認しました。個別の語形・用例・分析は原文との照合が必要です。

渡辺 義夫「音位転倒について―幼児語をめぐって―」

書誌確認・本文未確認

jpsourcesの書誌から確認しました。個別の語形・用例・分析は原文との照合が必要です。

佐藤 博「幼児教育に現れるmetathesisについて」

書誌確認・本文未確認

jpsourcesの書誌から確認しました。個別の語形・用例・分析は原文との照合が必要です。

佐藤茂「「あらたしき」と「あたらしき」」

書誌確認・本文未確認

jpsourcesの書誌から確認しました。個別の語形・用例・分析は原文との照合が必要です。

堀部 順子「形容詞の語義交代に関する一考察 あらたし、あたらし、をしの場合―」

書誌確認・本文未確認

jpsourcesの書誌から確認しました。個別の語形・用例・分析は原文との照合が必要です。

菊沢 季生「琴歌譜に見える二、三の語について」

書誌確認・本文未確認

jpsourcesの書誌から確認しました。個別の語形・用例・分析は原文との照合が必要です。

野間 純平「石川方言におけるノダ相当形式―新形式の成立過程に注目して―」

書誌確認・本文未確認

jpsourcesの書誌から確認しました。個別の語形・用例・分析は原文との照合が必要です。

Niamh Kelly「The Special Lexicon of the Secret Language of Thieves in Japan between the Edo and Showa Periods」

書誌確認・本文未確認

jpsourcesの書誌から確認しました。個別の語形・用例・分析は原文との照合が必要です。

上野善道「フンイキ>フインキの変化から音位転換について考える」

書誌・目次確認

金沢方言の例と、音位転換と認めない例を扱います。本文の挙例一覧は未確認です。

服部四郎・上野善道「日本祖語の再建」

関連箇所確認・原版照合待ち

文書頁148・158・258に鳥名等の転倒を論じる箇所があります。細かな転写を検索本文から確定できず、原版照合が必要です。

飯豊毅一・日野資純・佐藤亮一「沖縄・奄美の方言」

関連箇所確認・原版照合待ち

文書頁211に芋の語形を母音転倒で結ぶ比較説があります。著者・章の同定と転写の原版照合が必要です。

「琉球語と台湾、フィリピン、南洋語との語彙関係」

関連箇所確認・原版照合待ち

南島語比較の資料です。日本語側で転倒を仮定する語形を原版で区分する必要があります。

林由華・衣畑智秀・木部暢子「フィールドと文献から見る日琉諸語の系統と歴史」

関連箇所確認・原版照合待ち

文書頁50の注19は「俎波渇那」の再建に関する服部の同化・異化・転倒の想定を論じます。

平子達也・五十嵐陽介・トマ・ペラール「日本語・琉球諸語による歴史比較言語学」

関連箇所確認・原版照合待ち

音変化の概説と音位転換の定義があります。書誌の刊行年・版と挙例頁の照合が必要です。

Alexander Vovin「Koreo-Japonica: A Re-evaluation of a Common Genetic Origin」

関連箇所確認・原版照合待ち

日韓比較で提案された転倒を批判的に検討します。韓国語側の転倒だけである比較は日本語の転倒例に数えません。

Christopher I. Beckwith「Koguryo, the Language of Japan's Continental Relatives」

関連箇所確認・原版照合待ち

高句麗語・日琉語の比較で転倒を用いる提案があります。対象言語と音価の再建の区分が必要です。

Ann Kumar「Globalizing the Prehistory of Japan: Language, Genes and Civilization」

関連箇所確認・原版照合待ち

日本語と南島語の比較で転倒を含む提案があります。音対応と借用の前提の検証が必要です。

Hirofumi Sakimura「パラオ語における外来語のアクセント」

関連箇所確認・原版照合待ち

文書頁14に「航空母艦」の語音転倒形とする語彙表があります。転写と対象言語が検索本文だけでは確定しません。

小林 宏明・早坂 菊子・中西 靖子「発吃1年未満の音韻障害を併せ持つ吃音幼児の特徴 発話分析および発達スクリーニング検査の結果をもとに」

関連箇所確認・原版照合待ち

発話・音韻障害の研究です。歴史的な語彙変化と区別して個別の発話記録を確認する必要があります。

唐澤 健太・春原 則子「ローマ字書字の成績低下を呈したタイピング障害の一例」

関連箇所確認・原版照合待ち

書字に関する転倒の記載です。音声上の転倒との区別と対象例の確認が必要です。

John Whitman「The Relationship Between Japanese and Korean」

関連箇所確認・原版照合待ち

日本語と韓国語の比較で音位転換を扱います。日本語側と韓国語側の変化を分けて確認する必要があります。

新村出「音韻変化の諸原因」

紹介文献・本文未確認 紹介元

阪倉2011注13からの書誌です。収録版・頁は未確認です。

金田一京助「新訂増補国語音韻論」

紹介文献・本文未確認 紹介元

阪倉2011注13からの書誌です。版・刊行年・挙例頁は未確認です。

「国語学辞典」

紹介文献・本文未確認 紹介元

阪倉2011注13の「音位転倒」項。版・編者・刊行年・項目執筆者は未確認です。

有坂秀世「古音推定の資料としての音相通例の価値」

紹介文献・本文未確認 紹介元

阪倉2011注13からの書誌です。ツモゴリ・ツムギとガ行鼻音の関係を論じると紹介されています。

柳田国男「蝸牛考」

紹介文献・本文未確認 紹介元

阪倉2011注15が紹介するツブレ・ツルベの議論です。使用版・頁は未確認です。

藤原保明「言葉をさかのぼる 歴史に閉ざされた英語と日本語の世界」

紹介文献・本文未確認 紹介元

堀田2017がpp.6–9の分析を紹介しています。原著本文は未確認です。

David J. Iannucci「The Hachijō Language of Japan: Phonology and Historical Development」

紹介文献・本文未確認 紹介元

八丈語の母音転倒を扱う博士論文です。機関提供の原文を確認できていないため語形の採録は保留しています。

探索記録

jpsources・2026-09-05

検索語: 音位転/語音転/音位轉/語音轉/metathesis/metatheses/metathes/メタテシ/メタテー/音転置/あらたし/フインキ

書誌レジストリと既存全文索引を照合しました。全文の未収録資料・検索文字列の認識誤りは検索対象から漏れます。再建説・他言語だけの例・索引だけの一致も含むため、ヒット数は語例数に対応しません。

academic・2026-09-05

検索語: 日本語 音位転換/Japanese metathesis/上野善道 音位転換

NINJALの書誌・研究発表要旨とGASLA2007論文を確認しました。

x・2026-09-05

検索語: site:x.com 音位転換 日本語

公開検索から本文を確認できた投稿はありません。X内部検索は未実施です。

web・2026-09-05

検索語: 日本語 音位転換 子音/道浦 音位転換/Iannucci Hachijo dissertation 2019

堀田の文献紹介と道浦の発話報告を確認しました。八丈語の博士論文は書誌の確認にとどまります。